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2017.3.22
サイエンスカフェ特別編を開催しました
3月14日香美キャンパスにて、サイエンスカフェの特別編が行なわれました。
東北大学大学院情報科学研究科の桑原 雅夫教授をゲストにお招きし、「平安京の交通流に関する一考察」と題して、平安京全体の空間的な人の動きについてや、小右記(※1)に基づいた万寿4年(1027年)正月の貴族(牛車)の動きについて、紹介頂きました。
約1200年前の平安京についてのお話でしたが、現代都市よりも広い道路幅を持ち、高知市の約5倍ほどの人口密度があったなど、現代と比較して分かり易く当時の様子が説明されました。
また、土地利用区分の推定から交通量を求めるに至るまでの行程の中に、過去の状況を論拠ある数字に置き換えていく難しさや工夫が興味深く、質疑も活発に行われました。
※1:小右記 (しょうゆうき) - 平安中期の公卿、小野宮右大臣藤原実資(ふじわらのさねすけ)の日記。(小学館:デジタル大辞泉より)