2017.4. 4お知らせ / イベント

加太宇宙イベントにて独自製作のハイブリッドロケットの打ち上げに成功しました

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自作のハイブリッドロケット

広大なコスモパーク加太を利用した教育目的のロケット打ち上げ試験場として、多くのイベントが開催される和歌山県のコスモパーク加太(和歌山市加太)において、3月24日~28日に「第5回加太宇宙イベント」(「第2回コスモパーク加太祭り」を併催)が開催されました。

本学からSpace.Lab部KUT Rocket Project(KRP)の学生たちが参加し、自作のハイブリッドロケットの打ち上げを行ない成功しました。

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自作GSE(地上打上げ支援装置)

更に現地では、ロケットの打ち上げ前に和歌山まで運んだ自作GSE(地上打ち上げ支援装置)による燃焼実験も急遽実施しました。

ロケットの打ち上げではエンジンが思うように燃えず高度が低くなったり、パラシュートの開傘が遅れたりと課題が多く残る結果となったものの、燃焼実験などを重ねた自団体初となるロケット打ち上げ設備(GSE)からロケット本体までの完全自作での打ち上げを達成したり、初の飛行データ取得に成功したりと、団体にとって非常に得るものの大きいイベントとなりました。

3年連続参加となる本イベントには、KRPの豊吉 恒介くん(システム工学群 2年(開催当時))が学生代表としてイベント運営側にも関わり、イベントの成功に大きく貢献しました。

すべての日程が終了した後、豊吉くんは、「イベントを成功させるために何度もつらいことがありましたが、無事開催をすることができて本当に良かった」と達成感を噛みしめていました。

今回、ロケットの製作を行った明壁 生磨くん(システム工学群 2年(同))は「今回は弾道落下になってしまったが、次は今年9月に開催される予定なので、今度は確実に開く機構を作りたい」と回を重ねる毎に着実に成果を上げると共に、新たな課題の解決に向けても意気込みを語っていました。

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KUT Rocket Project の学生(1, 2年生)ら

「加太宇宙イベント関係者の皆様に心より感謝いたします」

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