2022.11.18~2022.11.1810:00〜17:00

山本 哲也教授がナノ科学シンポジウム2022で「導電性金属酸化物薄膜内キャリア輸送を探る・操る」をテーマに講演

11月18日(金)にハイブリッド形式で開催される「ナノ科学シンポジウム2022」で、山本 哲也教授(総合研究所マテリアルズデザインセンター)が「導電性金属酸化物薄膜内キャリア輸送を探る・操る」をテーマに講演します。

ナノ科学シンポジウムは、走査型プローブ顕微鏡を用いた材料科学、半導体およびライフサイエンス分野の最先端の研究情報を共有・交換するSPMユーザーシンポジウムで、関東学院大学材料・表面工学研究所と東京大学大学院工学系研究科が主催しています。

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講演で山本教授は、導電性金属酸化物薄膜の膜厚を 50 nm (1 nmは 0.001 µ) からさらに 10 nm 以下と薄くしていくと、膜厚はキャリア電子が他のキャリア電子と衝突しない自由な距離(平均自由行程)と同程度となっていくことを紹介します。さらに喫緊課題として結晶構造や導電性を維持しながらの膜成長を可能とさせる薄膜成長装置の実現の可否について説明します。薄膜構造を表面、基板との界面、及びバルクとの3つに分けられると仮定し、そのキャリア電子輸送特性を操ることを目標とする定量的議論を行います。議論の焦点は該特性を決める支配因子を明らかにすることです。nmスケールでの秩序の乱れと縮退系との科学を紐解いていきます。

皆さまのご参加を心よりお待ち申し上げます。

ナノ科学シンポジウム2022

日時

11月18日(金) 10:00~17:00(山本教授の講演は、10:45~11:10)

会場

対面:東京大学 工学部2号館2階22B(東京都文京区本郷7-3-1)

参加費・事前申込

<参加費>無料
<申し込み・お問合せ>ナノ科学シンポジウム事務局

シンポジウムのチラシはこちらから

参加希望の方は上記まで事前にお申し込みください。

主催 

関東学院大学材料・表面工学研究所、東京大学大学院工学系研究科