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2014.1.20お知らせ
本学元特任講師 劉涛(Tao LIU)先生が中国「青年千人計画」に採用
本学の卒業生で、総合研究所特任講師も務めた劉涛先生が、中国政府が推進する2013年の「グローバル・エクスパート・リクルートメント・プログラム(青年千人計画)」に採択されました。これは、中国国外で従事する潜在力を秘めた優秀な若手人材を毎年約400人、5年間で計2千人前後を招聘し、中国の科学技術および産業が今後10-20年で飛躍的な発展を遂げる基盤を築くことを狙いとしたもの。自然科学あるいは建築技術分野に携わっている40歳以下の男女で、中国国外の有名大学での学位取得や3年以上の研究経歴、大学や研究機関での職務経験、学術・技術のリーダーとなる潜在力があるものが対象(人民綱日本語版より)。
2008年末に開始以来、UCバークレー校、カリフォルニア工科大学、ハーバード大学などから825人が招聘されており、2013年に選ばれた398名のうち、日本の大学・研究機関に在籍経験を持つものは東京大学、筑波大学、理化学研究所、本学をはじめ16名が採用されました。
劉先生は、本学大学院博士後期課程SSP生(Special Scholarship Program) として入学。井上喜雄教授(大学院工学研究科基盤工学専攻)の指導のもとで人間に関するセンサの研究を重ね学位を取得。助手、助教を経験しながら5年間本学に勤務し「履物の柔軟性と精度を両立させるウエアラブル床反力センサの開発」など当時世界初となる研究開発を行い、2012年からは特任講師として勤務。その後、本学で研究したセンサ、アクチュエータを扱う研究開発会社を上海で起業。この度、教授として浙江大学(中国)に就かれます。
今後、井上教授、劉教授の師弟による共同研究や、同大との交換留学、インターンシップの受入れといった交流への発展にも期待が膨らみます。
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