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2014.3. 5お知らせ
"経済・マネジメント学群"を開設予定(届出準備中)-2015年4月の法人統合にあわせてマネジメント学部を移転・改組-
高知工科大学では、平成27年4月に「マネジメント学部」を香美キャンパス(高知県香美市土佐山田町)から永国寺キャンパス(高知市永国寺町)に移転するとともに、同学部の改組転換をおこない、新たに「経済・マネジメント学群」を設置(2014年4月 文部科学省へ設置届出予定)することを決定いたしました。
【概要】
現行 | → | 平成27年度 | ||
名称 | 入学定員 | 名称 | 入学定員 | |
マネジメント学部 マネジメント学科 |
100 | 経済・マネジメント学群 ・人間行動専攻 ・経済政策専攻 ・数理経済マネジメント専攻 ・地域・行政システム専攻 ・企業・起業マネジメント専攻 ・国際経済マネジメント専攻 ・スポーツマネジメント専攻 |
160 |
【目的】
複雑化する国際関係や少子高齢化する日本における経済社会、地域経営の課題を克服する時代の要請に応えられる人材育成や研究、社会貢献を目指します。複雑化する社会現象を理解し、経済学分野と経営学分野の融合により新たなイノベーションの担い手となって、社会制度や企業経営などで課題を克服するシステムを創造し、経営できる人材を育成します。
【理念】
現在のマネジメント学部を基礎として新たに設置する経済・マネジメント学群は、人間や社会の進化や営みなどの根源的な成立の仕組みに着目し、新たなレベルで捉えます。
具体的には、経済学分野および人間行動や社会経済現象を理解する為に必要な心理学などの専門分野を充実強化し、これまでの実践的な知恵の進化の為の経済学分野と経営学分野の統合と進化を図ります。
社会経済における諸課題を理解し解決する社会システムの設計およびマネジメントの教育および研究を実現するため、
①経済政策や地域政策など経済学が担う社会経済のシステム設計を主として扱う経済学に関連して、先端的な教育研究に必要な心理学や生物学などの社会生態分野を扱う経済学分野
②企業、起業や行政などの実践的経営など経営学が主として取り扱う経営システム設計に加えて、行政や政策などのシステムを含むマネジメント方法論の設計および構築を主として扱う経営学分野と、これらの学際的な教育研究により、多様な価値観により社会を俯瞰的に捉え、社会経済における諸課題を分析し理解し、経済学、経営学、心理学などの学術分野を統合して活用し、社会システムを設計しマネジメントできる知識や知恵、マネジメント能力の育成を目指します。
【学びの流れ】
教育課程を大学共通科目及び専門科目とし、年次的にこれらを分離せず1年次から専門科目を履修できる相互に連携する体系的な4年間一貫のカリキュラム編成を行います。
将来の進路に従って設定された7つの専攻を意識しながら、学群を卒業する上で共通する専門基礎知識を習得し、2年次後半に経済系、マネジメント系から「系」を選択。3年次には、各系のなかから自身の専門分野となる専攻を選択し、学年進行に応じて系統的に学ぶカリキュラムとしています。
【教育目標とめざす人材像】
1)人間行動専攻
人間の生物的・社会的特性に関する深い知識を基礎として、経済的・社会的状況に応じて人々がいかに振る舞うのかを教育研究し、よりよい組織作りに貢献できる人材の育成を目指します。進路としてはサービス業や企業の営業職などから、組織のメンバーとして幅広く活躍することが期待される総合職まで多様です。人間行動についてより深く学びたい学生には大学院への進学、研究を担う人材となることを期待しています。
2)経済政策専攻
社会構成員としての人間の特徴と社会経済の仕組みの原理を理解し,労働政策や公共経済学などの政策系の学術分野との統合による制度設計や経済政策の教育研究を実現することを目標とします。進路としては組織・地域のメンバーとして幅広く活躍することが期待される企業の総合職や地域社会の未来を設計していく地方公務員などを期待しています。また、最新の社会科学の知見に基づいた経済政策について学びたい学生には大学院への進学、研究を担う人材となることを期待しています。
3)数理経済マネジメント専攻
高い数学能力を持ち、各分野の経済・経営の領域で活かす人材を育成します。第一に、経済系・経営系に共通する学問的ディシプリンの代表的存在である統計学を深く習熟し、また大量のデータを統計解析して企業のマネジメント実務に直結する知見を導出できる能力の習得を目指します。これによって、銀行・証券会社などの金融系企業における証券アナリストや、各種企業のマーケティング部門や経営戦略部門のデータ分析者として活躍できる人材等を育成します。
4)地域・行政システム専攻
地域経営、行政経営を俯瞰的に捉えて、社会システムを創造、マネジメントする為の教育研究を目標とし、地域の生活や住民満足向上、経済活動の活性化、地域社会構造の課題や環境エネルギー問題、高齢化社会における人材再活性化と地域創造など、様々な課題解決を具体化できる人材を育成します。現実社会の課題を認識・ 分析できた上でその解決方法論を様々な学問を統合して創造し、それを実行できるマネジメント能力を有する人材として、国レベルから自治体に至るまで様々な地域社会経営の制度設計や運営を実行する国家公務員、地方公務員を養成します。また、発展途上国など海外においても同様に活躍できる国際公務員や団体職員を養成します。
5)企業・起業マネジメント専攻
企業経営あるいは起業において、新たなイノベーションの担い手となって組織経営を新たな次元で創造し、新しい価値創造を実現できる教育研究を目標とします。既存企業、新規ベンチャー企業に関わらず企業の継続発展のために、既存事業の経営管理に加えて、常に新事業創造ができる企業で働く人材を育成します。顧客の潜在・顕在ニーズの把握から初めて、事業シーズの同定、事業展開に至るプロセス全体において、内在する課題を見出し、その課題に対するソリューションを見出す能力を持ち、経営企画・構築・運営が総合的にできる企業で働く人材あるいは起業家を養成します。
6)国際経済マネジメント専攻
地域、そして地域の人々とのつながりを実感し、豊かな国際感覚を養うことで激しいグローバル競争の現実を理解し、チームビルディング力を身に付けるための英語でのグループ演習といった実践的な英語教育とともに海外の大学での研修(留学)を奨励し、地球(グローバル)、国(ナショナル)、地域(ローカル)の実態と理想を理解し考える「グロ・ナ・カル」な視点を醸成することを目指します。製造・サービス・金融業等の海外駐在員、国際NGO実務者、国際公務員等として活躍する人材を育てます。また、暖かい異文化コミュニケーション力を有し、社会の持続可能な発展に貢献できる人材を養成します。
7)スポーツマネジメント専攻
大学のスポーツ分野で高度な業績を修めつつ、経営学の観点でのスポーツの在り方を考えマネジメントの専門知識を習得することで、スポーツビジネスの分野で求められるマネジメントスキルを持つ人材を育成します。将来、スポーツ用品・健康器具メーカーやスポーツ施設運営などのスポーツ関連企業、一般企業におけるスポーツ組織経営分野、スポーツイベント企画・実施などスポーツ振興に関わる自治体やNPO法人等での活躍が期待されます。
【設置場所】
香美キャンパス(高知県香美市土佐山田町):1年次
永国寺キャンパス(高知市永国寺町):2-4年次
経済・マネジメント学群の教育は、香美市キャンパスおよび高知市永国寺キャンパスの2キャンパスで実施します。
「街なかの知のオアシス」をテーマに整備される永国寺キャンパスは、教育研究棟・図書館・体育館を周囲に配する約2,500m2の地域交流広場を設け、学生や地域の人々が集まる憩いの場として、高知県が推進する社会人教育・生涯学習にも積極的に対応します。教育研究棟は教室、研究室、教員室、事務室等が一つの建物の中に収まり、大学が一つの建物で完結する仕組みとなっており、コモンスペースと呼ばれる学生や教職員の集うスペースを多く設けています。こうすることで、大学の構成員である学生・教員・職員のコミュニケーションを円滑にし、より良い教育環境を提供します。
1年次は、香美市キャンパスで基本的に全ての教育を実施し、2〜4年次の教育は高知市永国寺キャンパスで実施します。その為、各キャンパスで実施する科目に応じて教員が2つのキャンパスを移動することを基本としています。
そして、課外活動など学生の多様な生活スタイルおよび工学系3学群の基礎専門科目の履修といった学生の移動に対応すべく、2キャンパス間を結ぶシャトルバスを運行予定です。
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