2015.2.10お知らせ

公開講演会「ネアンデルタール人と新人サピエンスの交替劇」のご案内

 20万年前の新人ホモ・サピエンス誕生以降、アフリカを起点にして世界各地で漸進的に進行した新人と旧人ネアンデルタールの交替劇。
 この交替劇を、生存戦略上の問題解決に成功した社会と失敗した社会として捉え、その相違をヒトの学習能力・学習行動という視点にたって調査研究するのが、科学研究費補助金・新学術領域研究「ネアンデルタールとサピエンス交替劇の真相:学習能力の進化に基づく実証的研究」(2010-2014)です。
 本学 総合研究所 赤澤 威教授が領域代表者を務める本研究の考古学、文化人類学、理論生物学、環境科学、化石工学、脳科学の6チーム・国内外85名(2014年度)で取り組んできたプロジェクトのもとで、どのような学術的貢献を果たすことができたか、その内容を紹介し、広く評価を仰ぐことをめざして、下記の要領で開催されます。

総合研究所 赤澤 威教授

 皆さまのご参加をお待ち申し上げます。

交替劇プロジェクト第10回研究大会
『ネアンデルタール人と新人サピエンスの交替劇』

公開講演会
日時:3月7日(土)、8日(日) 10:00〜(入場無料)
会場:高知会館 <高知市本町5-6-42 TEL: 088-823-7123(代)>

高知会館

定員:250名

プログラム:
3月7日(土)
■【今なぜ、交替劇にチャレンジするのか】
10:00-10:45
赤澤 威
高知工科大学・教授

■【交替劇の舞台とその時代】
10:45-11:30
西秋 良宏
東京大学・教授
「考古学からみた交替劇」

11:30-12:15
米田 穣
東京大学・教授
「地球科学からみた交替劇」

■【特別講演:文化と社会が滅びるとき‒エトルリア文化の場合】
13:30-14:45
青柳 正規
東京大学名誉教授/文化庁長官

■【われわれ新人はネアンデルタール人よりも創造的なのか】
15:00-15:45 門脇 誠二
名古屋大学・助教
「イノベーションと人類史」

15:45-16:30
青木 健一
明治大学・客員教授
「イノベーション能力と文化進化」

16:30-17:15
寺嶋 秀明
神戸学院大学・教授
「イノベーションはどのように生まれるか」 

17:15-17:45
ポスター発表

3月8日(日)
■【われわれ新人はネアンデルタール人よりも"賢い"のか】
10:00-10:45
荻原 直道
慶應義塾大学・准教授
「ネアンデルタール人の脳を復元する」

10:45-11:30
田邊 宏樹
名古屋大学・准教授
「ネアンデルタール人の脳の中身を探る」

11:30-12:15
早川 敏之
九州大学・准教授
「ネアンデルタール人の脳を遺伝子から探る」

13:00-13:30
ポスター発表

13:30-15:00
総合討論「「学習仮説」は交替劇を説明するか」

15:00
閉会

プログラムの詳細はこちらから

こちらから

■問い合わせ先
e-mail: 矢口まゆみ yaguchi.mayumi@kochi-tech.ac.jp
高知工科大学 研究支援部: TEL 0887-57-2743 FAX 0887-57-2366
ネアンデルタールとサピエンス交替劇の真相HP:http://www.koutaigeki.org/

http://www.koutaigeki.org/

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