2015.3. 5お知らせ

「卒業制作作品展2015」を開催しました。

 2月24日(火)〜2月27日(金)の4日間、高知市文化プラザかるぽーと(高知市)にて、重山研究室、吉田研究室、渡辺研究室、学校法人河原学園 河原デザイン・アート専門学校合同の卒業制作作品展を開催しました。本作品展は本学デザイン系研究室を活発にしようと5年前から始まったもので、今年は15作品を展示しました。2月26日(木)は、JIA(公益社団法人 日本建築家協会)四国支部学生卒業設計コンクールとしても位置づけられており、増田信吾氏をお招きし、審査会を開催。金賞(1点)には、JIA全国学生卒業設計コンクールへの出展権が与えられました。各賞の受賞は次のとおりです。

【金賞】
 梅村 沙矢さん(システム工学群4年)
  「ずっと、ここで暮らしていたい」
【銀賞】
 川村 昴大さん(システム工学群4年)
  「ブリコラージュハウス」
【銅賞】 石上 智貴さん(システム工学群4年)
  「日本建築空間体感装置?かみと人をめぐる風景を媒介にした空間変容結晶体?」
 大森 剛志さん(システム工学群4年)
  「古今東西の連環園?双核都市:岡山へ向けた駅前空間整備計画?」

【梅村さんコメント】
 卒業設計では、興味があり好きである住宅を題材に設計を行いました。日頃から感じている、「暮らす」ことに対しての思いをぶつけました。テーマは、分譲住宅における宅地割りと、その中で、住宅の配置操作により、余地を多く生み出すことを重要に考え、設計を進めていきました。作業内容の中では、宅地割りを行う時に、「敷地の境界と塀」に着目し、境界の意味や、境界を表すだけであった塀の意味を考え直し、敷地に余白を多くつくることに苦労しました。これによって、現在の単調な分譲住宅地のイメージを変え、長く暮らせるようになり、テーマに沿うような設計が出来たと思っています。
 今までの設計課題では、建築という箱の中身や形を考える機会が多かったので、その箱ではない「境界や塀、敷地や外構」について深く考えることができ、とても良い経験になりました。また、卒業設計を通して、住宅に対し新しい考え方が出来るようになったことに嬉しく思い、何度も添削してくださった先生には、大変感謝しています。
 正直、受賞をすることを目的に設計を進めていなかったので、金賞を頂いたときは驚きましたが、この受賞は、作品をもっと成長させる機会を頂けたと考えておりますので、講評して下さった審査員の方や先生方の言葉を大切にし、全国大会まで責任をもって頑張りたいと思います。

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