2015.8.24お知らせ

第2回「食のキャラバン」(9/7)郷土の植物再発見-食文化観光の開拓-のご案内

今年度第2回目の『食のキャラバン』は、高知が生んだ「日本の植物分類学の父」牧野 富太郎 博士ゆかりの植物を、見て、学んで、食べる盛りだくさんの企画です。 高知県内でも指折りの観光スポットにて「食文化観光」という新たな価値の創造に挑みます。

 みなさまのご参加を心よりお待ち申し上げます。

●日 時:平成27年9月7日(月) 9:00〜15:45
●場 所:高知県立牧野植物園
      (高知市五台山4200-6)
●定 員:30名(申込み締切8月24日)
●参加費:620円
●必要物:エプロン、三角巾、帽子
●申込方法:要予約
●ご予約・お問い合わせ 高知工科大学研究連携部社会連携課
  Tel. 0887-57-2025  E-mail:org@ml.kochi-tech.ac.jp
 ご参加頂ける方は、名前(よみがな)・生年月日・メールアドレス・電話番号(携帯)・ご住所・ご職業・を記載のうえ、メールまたはFAXでお申し込みください。

<食のキャラバンとは>
 高知県は植物の多様性に富み、医薬品、健康食品、そして化粧品素材となり得る数百種におよぶ潜在的な植物資源が未利用、未開拓の状態にあります。
高知工科大学地域連携機構では、補完薬用資源学研究室(渡邊高志室長)を中心に、これら植物資源の活用を植物資源戦略(すなわち、発掘から機能性研究さらに商品化までを一貫して体系的に進める戦略)のもとで長期にわたり着実に進めることをねらいとしています。
その一環として、総務省SCOPEなどの外部資金も得て、高知県内の「救荒植物」について研究を進めてきました。
「救荒植物」とは江戸時代に飢饉対策として体系化された概念であり、江戸中期にはすでに500種以上がその利用法なども含めて数種の文献に記されています。
現代では「救荒植物」という概念自体がすでに失われていますが、これら数百種の中には、現代的な食材として再評価することで、あらたな「食文化観光」の開拓に資するものも少なくないと見込んでいます。

 2013年度は「郷土の植物再発見-食文化観光の開拓-」をテーマに、これまでの研究成果の中からいくつかの植物をとりあげ、県内巡回のワークショップを、1年間にわたり全6回、各地関係者の協力を得て開催しました。

 2014年度は、高知県内に自生する354種類の植物の用途や効果についてとりまとめた「高知県有用植物ガイドブック」を刊行しました。

 2015年度は、科学の目で見た機能性評価、現代的なアレンジによる新規商品化の可能性について議論し、植物資源戦略そのものについて更なる理解を深めてもらうことを目的とし、2013年度に開催したワークショップを1年間にわたり全4回(室戸・高知市・四万十市など)開催し、救荒植物を活用した地域ブランドの開発や観光拠点整備などを試行する機会といたします。

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