2019.8.30地域・一般 / 地域貢献 / 研究 / 研究者・企業

前田助教がアジアスポーツマネジメント学会2019で"Outstanding Abstract Award"を受賞

8月7日~9日、順天堂大学(東京都)で開催された「Asian Association for Sport Management Conference 2019 (アジアスポーツマネジメント学会2019)」において、前田 和範 助教(経済・マネジメント学群 スポーツマネジメント研究室)が"Outstanding Abstract Award"を受賞しました。

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スポーツマネジメントは、スポーツ市場の発展やスポーツによる地域振興への注目などを背景に近年需要が高まり、学術的研究も加速している分野です。
前田助教は、「Sports tourists' experiential value and its effects on event satisfaction and behavioral intention: a case study of the Kochi Ryoma Marathon(スポーツツーリストの経験価値とイベント満足度が行動意図に及ぼす影響:高知龍馬マラソンの事例研究)」との題目でポスター発表を行い、優れた研究内容に贈られる本賞を受賞しました。

発表では、高知龍馬マラソンで実施した参加者満足度調査の結果をもとに、県外からの参加者(スポーツツーリスト)の特性を分析し、観光や宿泊を伴った人の方が高知龍馬マラソン自体の満足度が高いことや、マラソンを通じて経験できる高知ならではの自然・食・人・歴史に関する経験を高く評価している人ほど、マラソンへの再参加意図が高まることなどを説明し、学会参加者と白熱した議論を交わしました。

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(写真2枚目:高知龍馬マラソン会場での調査の様子)

前田助教は「栄えある賞を受賞でき大変光栄です。調査・研究の機会を提供いただいた高知龍馬マラソン実行委員会の皆様、共同研究者の先生方、調査をサポートしてくれた研究室学生、皆様に感謝いたします。今回の受賞を糧に、今後も研究を通じて地域社会に貢献できるよう邁進いたします」と受賞について振り返りました。

今後、前田助教の研究室に所属する学生をはじめ、高知大学地域協働学部、高知商業高等学校スポーツマネジメント科の学生が、「スポーツで高知を元気にするには」というテーマのもと、それぞれの分野における研究発表を行う「高知スポーツサミット(KSS)」の開催も企画しており、研究の推進・普及による地域活性化が一層期待されます。

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