林 正太郎講師(環境理工学群)の研究論文が、Royal Society of Chemistry発行のMaterials Advances誌のBack Coverとして採用されました。

掲載された論文のタイトルは「Highly crystalline and efficient red-emissive π-conjugated polymer film: tuning of macrostructure for light-emitting properties（結晶性が高く高効率な赤色発光π共役系高分子膜：その高次構造と発光特性の調整）」です。赤色発光性π共役分子とポリマーは、素材として大きな注目を集めています。当グループで開発したπ共役系高分子¹⁾が、ナノスケールで容易に配列した結果、高分子結晶化し、効率よく赤色発光することを発見しました。この高分子の薄膜を作製するプロセスを工夫することで、黄色、オレンジ、赤色と、様々な発光色を引き出すことに成功しました。本研究が進むと、電子デバイスの機能向上につながることが期待されます。

1) 二重結合などに見られるπ軌道が連続的に広がった構造を持ち、半導体としての性質を持った高分子

本論文オープンアクセスとなっており、こちらから確認できます。

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