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- ⾥⼭⼯学ゼミナール2026 第2回を開催 -今回のテーマは「地域⽂化の継承」-
6月24日、香美市立図書館かみーるにて、第2回目となる「里山工学ゼミナール2026」を開催しました。本ゼミナールは、システム工学群 高木 方隆教授が提唱する「里山工学」の取り組みの一環として、地域の専門家と連携して実施しているもので、登壇者による活動紹介と参加者との対話を通じて、里山の価値や将来像などについて多角的に考えることを目的としています。
今回のテーマは、「地域文化の継承」。太布織伝承者の玄番 真紀子氏(阿波太布製造技法保存伝承会)と、地域文化資源研究家の楠瀬 慶太氏(高知工業高等専門学校)を講師に迎えました。

前半では玄番氏より、土佐和紙の原料としても知られる楮(こうぞ)を用いた徳島県那賀町の伝統織物「阿波の太布(たふ)」について、栽培から織り上げまでの一年を通じた手作業の工程や、地域に根ざした生活文化としての太布が世代を超えて継承されてきた経緯、現在の担い手不足などの課題などについてお話しいただきました。
続く後半では楠瀬氏が、人々の暮らしとともに形成されてきた里山について、土佐の事例をもとに歴史学の視点から、「後山(人が利用する山)」と「奥山(人の手が入らない山)」の関係や、土地利用の変遷、さらにエネルギー革命以降の社会変化による里山の衰退とその背景などについて、ご講演いただきました。
- 発表テーマ
- ⽞番 真紀⼦氏(太布織伝承者)
太布 ー 「⾐」の⽣活⽂化を伝承する ー

楠瀬 慶太氏(地域⽂化資源研究家)
中世のムラと 「後⼭」「奥⼭」

会場には約40名が来場。講演後の質疑応答では、他地域の織物との関係や山の生産活動における疑問など、多様な視点からの質問が寄せられました。また、太布の実物に触れる時間も設けられ、素材や手触りを直接体感できる学びの場となりました。


なお、本ゼミナールの各講演内容や解説については、高木教授のページに詳しくまとめられています。ぜひあわせてご覧ください。
次回(第3回)は7月29日(水)、「持続的な食文化」をテーマに開催します。
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