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- D&I学群の学生が運転コンテスト表彰式で新たな分析結果を発表
9月17日、永国寺キャンパス イノベーション ラボ棟で、あいおいニッセイ同和損害保険株式会社、高知県警察本部と本学が共催する「セーフタウンドライブコンテストin高知家」の表彰式が開催されました。
これは、ドライバーがコンテストのために装着した車載器から得られるデータにより、7月一か月間の安全運転スコアを競うもので、約800名の参加者のなかから、100点満点を獲得した15名が表彰対象となり、代表して3名の方に賞状・記念品等が授与されました。

式典では、データ&イノベーション学群のPBL(Project Based Learning:プロジェクト型実践学修)で、あいおいニッセイ同和損害保険株式会社と交通安全支援プロジェクトに取り組む学生チームが、コンテスト参加者の運転データと性格特性に関する分析成果を発表しました。
参加者募集段階から携わった学生たちは、全参加者の63万キロにおよぶ走行データから得られた、[急アクセル] [急ブレーキ] [急ハンドル] [スピード超過] [運転中のスマートフォン操作]といった運転データを収集。これら5つの指標と、参加者へのアンケートから得られた性格特性との関係を分析しています。
性格特性については、心理学で広く用いられる「ビッグファイブ」に基づき、「外向性」「協調性」「勤勉性」「神経症傾向」「開放性」の5因子に着目しています。
7月に行われた同コンテストの出発式では、昨年度のデータをもとに分析した結果として、「外向性」と危険につながる運転行動との間に一定の相関がみられたことを報告していますが、今回は、さらなる分析から得られた新たな傾向を紹介しました。
分析の結果、運転中のスマートフォン操作は女性に多くみられたこと、年齢が高いほど急な運転操作が多くみられたこと、また、運転歴が長いほど危険運転に関するスコアが低い傾向がみられたことなどが明らかになりました。
その背景や因果関係についてはさらなる分析が必要としたうえで学生たちは、加齢と運転行動との関係については危険を回避するための急な操作が含まれている可能性、また、運転歴と危険スコアとの関係については運転経験の蓄積が予防的な運転行動につながっている可能性などを考察しました。
今後について、性格分析に用いるビッグファイブの質問項目を増やし、より精度の高いデータを用いて性格特性と運転行動との関係を詳しく検証していくこと、また、年度ごとのデータを比較し、運転行動や性格特性にどのような変化がみられるのかを分析するほか、アンケート項目をさらに拡大し、睡眠などの生活習慣と運転行動との関連についても研究を進めたいといった展望も語られました。

今回、発表に臨んだ2年生、辻井さんは、「外部の人に向けて発表するのが初めてだったので緊張しましたが、何とか無事終えることができて良かったです。また、3年生が今まで中心となって分析していたものをこれからは自分たちですることが増えると思うので、今年度のデータが届き次第様々な分析を試して何かを発見できたらいいなと思います。」
同じく2年生の山本さんは、「今回は初めてたくさんの方々の前での発表であったため、とても緊張して至らなかった点が多かったものの何とか終えることができて安心しています。これからは2年生が中心となり分析することが増えていくため、分析をたくさん行っていって、そこで得られた知見をどんどん発表していって高知県の交通事故の低下に関与していきたいです。」
と意気込むとともに、データサイエンスの視点から、実社会から得られたデータを分析し、その成果を交通安全につなげていくことの責任も実感しているようでした。

写真左から、
片岡 咲人さん(3年/高知県立高知小津高等学校出身)
河野 雄大さん(3年/東京都・私立明法高等学校出身)
澤田 馬瑠さん(3年/高知県・私立明徳義塾高等学校出身)
山本 航平さん(2年/高知県立高知国際高等学校出身)
辻井 樺音さん(2年/静岡県立下田高等学校出身)
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