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- 松田 成実さんが日本遺伝学会第98回大会でYoung Best Poster賞を…
大学院修士課程 理工学コース1年の松田 成実さん(染色体機能制御学研究室/指導教員:石井 浩二郎教授)が、9月9日から11日にかけて東京科学大学大岡山キャンパスで開催された「日本遺伝学会第98回大会」において、Young Best Poster賞(YBP賞)を受賞しました。この賞は、学士または修士課程の若手研究者を対象に、意欲にあふれ、将来性に富んだ優れた研究発表に授与されるものです。

- 発表題目:分裂酵母で創成した人工レトロトランスポゾンの転移特性
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レトロトランスポゾンは、ゲノム内を移動するDNA配列であり、「動く遺伝子」とも呼ばれています。生物の進化において重要な役割を果たしたと考えられており、ヒトを含む多くの生物のゲノムに存在します。人類の進化や胎盤形成などにも関与しているとされる一方、その誕生過程や進化の仕組みには未だ多くの謎が残されています。
本研究では、特定のレトロトランスポゾンを持たない分裂酵母を用い、人工的に作製したレトロトランスポゾンの転移特性を解析しました。その結果、人工レトロトランスポゾンが実際にゲノム内を転移することが確認されるとともに、既知のレトロトランスポゾンとは異なる転移傾向が見られることが明らかになりました。
この成果は、新たなレトロトランスポゾンが誕生し、進化していく過程を解き明かす手がかりとなるものです。今後は、生物進化のメカニズムの解明や、トランスポゾンが関与する遺伝子疾患の理解につながることが期待されます。

【受賞コメント】
このたびの受賞は、研究テーマを与えてくださり、日々熱心にディスカッションを重ねてくださった石井先生や、研究室の先輩方のおかげです。学会参加に向けて研究が思うように進まず、くじけそうになることもありましたが、多くの方々に支えていただきました。今後は、今回見いだした転移の特徴がどのような条件で生じるのか、またその背景にある仕組みの解明に取り組み、修士論文で新しい成果を示せるよう研究を進めていきたいと思います。
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