2013.5. 8お知らせ

『食のキャラバン』 郷土の植物再発見-食文化観光の開拓-のご案内

高知県は植物の多様性に富み、医薬品、健康食品、そして化粧品素材となり得る数百種におよぶ潜在的な植物資源が未利用、未開拓の状態にあります。地域連携機構では、補完薬用資源学研究室(室長:渡邊高志教授)を中心に、これら植物資源の活用を植物資源戦略(発掘から機能性研究さらに商品化までを一貫して体系的に進める)のもとで長期にわたり、着実に進めることをねらいとしています。
その一環として、総務省-SCOPE-などの外部資金も得て、高知県内の「救荒植物」について研究を進めてきました。「救荒植物」とは江戸時代に飢饉対策として体系化された概念であり、江戸中期にはすでに500種以上がその利用法なども含めて幾多の文献に記されています。現代では「救荒植物」という概念そのものがすでに失われていますが、これら数百種の中には、現代的な食材として再評価することで、あらたな「食文化観光」の開拓に資するものも少なくないと見込んでいます。
そこで、「郷土の植物再発見-食文化観光の開拓-」をテーマに、これまでの研究成果の中からいくつかの植物をとりあげ、県内巡回の体験型報告会『食のキャラバン』を、1年間にわたり全6回、各地域関係者のご協力のもと開催することとなりました。
県内各地で、食文化史や、科学的な機能性評価、現代的なアレンジによる新規商品化の可能性について議論し、植物資源戦略そのものについて理解を深めてもらう機会といたします。

第1回目は下記の要領で実施いたします。

●日時:5月23日(木) 9:30-15:00
●場所:三谷集会場(香美市香北町谷相)
●参加費:無料・要予約●送迎:有
●ご予約・お問い合わせ
高知工科大学地域連携機構
Tel. 0887-57-2025
E-mail: org@ml.kochi-tech.ac.jp

第2回目以降についても詳細が決定次第、このページでお知らせしてまいります。

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