2016.4. 4お知らせ

末松初代学長による特別講演を行いました

光通信工学の分野で初めて文化勲章を受章した、本学初代学長の末松 安晴 名誉教授が4月3日、平成28年度入学式終了後に「研究が未来を生む」と題した特別講演を行い、新入生や在学生、教職員など、多数の聴講者が集まりました。

末松名誉教授は、光エレクトロニクスの黎明期である1960年代初頭から光通信の研究に取り組み、1980年代始めには、光ファイバーの損失が最小になる波長の光を発し、かつ大量の情報を送るために光を高速で変調しても波長が安定する動的単一モードレーザーを完成させました。これらの大容量・長距離光ファイバー通信の研究成果は、現在のインターネット社会に必要不可欠なものであり、将来、私たちの情報化社会をさらに進化させる可能性があるものです。

新たに大学生活をスタートする新入生に対し行われた本講演では、電気通信技術の歴史から近年の情報通信技術(ICT)だけでなく、科学技術立国を支える研究人材の重要性、グローバル人材の必要性等を理論立てて説明されました。

講演最後の「五戒を常に守りながらも、自己陶冶を期待したい」という末松名誉教授のメッセージは、多くの聴講者の心をつかんでいました。

  • 00002239h1_m.jpg

  • 00002239h2_m.jpg

RELATED POST

関連記事