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2016.5.31お知らせ
浦戸湾の津波防災に関する講演会で、磯部学長が基調講演を行いました
高知市知寄町のちより街テラスにおいて、5月28日「浦戸湾の津波防災を考える講演会」が開催され、磯部 雅彦 学長が「浦戸湾の津波防災を考える 〜南海トラフ地震津波への備え〜」と題した基調講演を行いました。
本講演会は、南海トラフ巨大地震の津波から高知市の中心部を守るために国と高知県が浦戸湾周辺で防波堤などを整備する「海岸整備事業」の式典に合わせて開催され、同会場には尾﨑 正直知事や岡﨑 誠也高知市長をはじめ、県関係者や国会議員ら約200人が聴講しました。
磯部学長は冒頭、東日本大震災では押し寄せた巨大津波によって、海岸に設けられた防波堤などが壊されたものの、陸上への浸水を一定程度、抑える効果があったことを紹介しました。
続いて、高知新港沖の第一ライン、湾口部の第二ライン、さらに湾内部の第3ラインの、3段階で市の中心部に向かう津波の勢いを弱める「三重防護」など、浦戸湾周辺の防波堤を整備する同事業における基本方針を科学的に分かりやすく説明しました。
最後に「高知県は南海トラフ巨大地震の脅威はあるが、プレートの動きで隆起してできた室戸岬や龍河洞、四国カルストなど、自然を活用して観光振興を行うなど、多大な恩恵も受けている。自然災害と向き合ってさまざまな対策をとっていることを県外の人たちに伝えることが重要だ」と締めくくりました。
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