2016.6.13お知らせ

世界初、脳活動の空間パターンを新発見! Nature Communicationsに発表されました

脳コミュニケーション研究センター 兼 情報学群の中原 潔 教授らの研究グループは、大脳側頭葉において、シータ波脳活動の空間パターンが長期記憶をコードすることを世界で初めて明らかにしました。

 同グループはサルにいくつかの図形のペアを学習させた後、図形ペアを思い出している時の脳活動の空間パターンを解析しました。
その結果、ペアとして記憶した図形は互いに有意に類似したシータ波脳活動のパターンを引き起こすことが判明。

 さらに、記憶した図形ペアが何であったかを脳活動のパターンから解読することにも成功しました。

 こうした研究は、脳の仕組みについての新しい発見をもたらすだけでなく、認知症などの記憶障害の病態解明にも役立つものと期待されます。

 この成果は、本年6月10日にネイチャー・パブリッシング・グループのオープン・アクセス誌である、ネイチャー・コミュニケーションズに発表されました。

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