2016.7.26お知らせ

赤澤名誉教授が大同生命地域研究賞を受賞しました

公益財団法人 大同生命国際文化基金の平成28年度地域研究賞に、赤澤 威 名誉教授が選ばれました。

 本賞は、国際化を考えるうえで基礎的条件の一つでもある、世界各地域に関する学術的研究を奨励するための賞で、多年にわたって地域研究の発展に著しく貢献した研究者1名に対して贈呈されます。

 赤澤名誉教授は、西アジアをフィールドとする世界的な評価を得ている先史考古学・人類学研究者であり、1967年に組織された「東京大学西アジア洪積世人類遺跡調査団」のメンバーに加わって以降、約50年にわたって西アジアにおいて先史人類学の研究を精力的に進めてきました。
レバノン、シリア、ヨルダンなど広い地域で初期人類の遺跡探査を継続して行うなかで、旧石器遺跡を中心とする数多くの遺跡を発見・調査し、石器類や人骨片など国際的に注目される発掘資料を着実に蓄積してきました。

 その後も、シリア北西部のデデリエ洞窟の発掘調査により、考古学者が夢にまで描くネアンデルタール人の全身骨格を発掘する等、同名誉教授が進めてきた研究は、オリジナリティの高さをはじめ、国際化や一般化の側面も兼ね備えたものであり、その学問功績が高く評価されました。 

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