2016.8. 2お知らせ

第11回測量コンテストを開催しました

7月31日「測量コンテスト in 高知工科大学」が、香美キャンパスにて開催されました。

 機器の使い方さえ教われば誰でも測量ができるようになった今、測量の原理・原則に立ち返り競い合うことで楽しみながら技術力を養うきっかけとなるよう、システム工学群 国土情報処理工学研究室 高木 方隆 教授らの発案により、2006年から継続して、本学が主催しているものです。 

 コンテストは測量精密機器を利用して測量する精密機械部門と、物差しや分度器、巻き尺やカメラなどの身の回りの道具を利用して測量する自作機器部門の2部門があり、前者は測量精度を重視して審査、後者は測量のアイディアを重視して審査されます。

 当日は夏の太陽が照りつける中、これまで学んだ知識と日頃の実習経験を活かして、高校、大学から計11チームが競い合いました。

 第11回を迎える今回の課題は「本学教育研究棟 A棟南側入り口屋根の三角形の部分面積を求める」でした。
今までは、あるターゲットの鉛直方向の高さを測るという課題でしたが、今回は面積という事で難易度が上がりました。

 自作機器部門への参加チームは今回少なかったですが、家庭の不要品などを利用した見た目にも遊び心をもった作品もありました。

 審査を終えた委員の方々から、屋外の様々な現場において測る場合には、セッティングや視準の状況によって精度が変わるため、暑いときの機器の扱いは外気に機器を慣れさせることや、日向と日陰では精度がかわってくること、GPSによる測量でも写真測量でも正三角形に近い角度を選定することが重要であることから、場所取りもポイントとなることなど、現場ならではの注意点が述べられました。

 また、参加者の測量精度の高さや創意工夫が随所に見られ、報告書作成のレベルも高く、参加した皆さんの測量の技術力は非常に高いので、更なる上位を目指してがんばってほしいと付け加えられました。

 各部門の結果は以下のとおりです。

◆精密機器部門(9チーム参加)
  総合優勝:伏見工業高等学校 シビルクラブ チームB
  技能賞 :伏見工業高等学校 シビルクラブ チームA
  敢闘賞 :高知工業高等学校 夜も測量
◆自作機器部門(2チーム参加)
  総合優勝:伏見工業高等学校 シビルクラブ チームH
  努力賞 :高知大学農学部  佐川山

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