- トップページ
- NEWS & TOPICS
- 西條教授が理研創立百周年記念シンポジウムに登壇しました
12月10日、東京・品川のコクヨホールにおいて、理化学研究所創立百周年・理研脳科学総合研究センター(BSI)創立20周年の記念シンポジウム「脳科学と社会の未来」が開催され、フューチャー・デザイン研究センターの西條 辰義 教授が講演を行いました。
西條教授は「地球の将来のための脳科学」と題したテーマで、ヒトの持つ3つの特質「相対性」と「社会性」に加えて「近視性」の説明を行い、今後起こりうる「現在の自己に重きを置くバイアスを克服する自己制御メカニズム」の不足による、地球の将来に関する危険性について指摘しました。また「7世代先の子孫」のことを考える上で、フューチャーデザインの重要性、それに伴う社会の仕組みの可能性について、時にはユーモアを交えた講話が行われました。 講演後に行われたパネルディスカッションでは、過去にノーベル賞を受賞された理研脳科学総合研究センターの利根川 進センター長、京都大学iPS細胞研究所長の山中 伸弥教授らとともに、脳研究を今後どのような方向へ進めるべきか、どういったビジョンを持ち続けるべきか、さまざまな角度から議論がなされました。
満席となった会場は、国際的に高い評価を受ける研究者たちの最先端研究や今後の方向性に触れることで、脳科学が社会とどのようにつながっていくか考えるひとつの機会となったようでした。
RELATED POST
関連記事