前田建設工業と包括的連携協定を締結しました

１月30日、高知工科大学香美キャンパスで本学では初となる企業との包括的連携協定を前田建設工業株式会社と結びました。
包括的連携協定は、共同研究開発はもとより教育・人材育成や組織間の交流を通じて、建築・インフラ産業分野における新たな知見や新産業等の創出、科学技術の振興と発展に寄与することを目的とした包括的な連携を行っていく内容となっています。
本協定に基づき、前田建設工業株式会社が２月に茨城県取手市に新設するイノベーションの総合プラットフォーム『ＩＣＩ総合センター』と本学香美キャンパスとを専用テレビ会議システムで結び、いつでも学術指導や相談、情報交換、会議ができる仕組みを構築します。
また、学生を対象とした社会課題解決に向けたアイディアを募集し、優秀なアイディアを前田建設工業株式会社が支援する「イノベーションアワード」を実施します。

当日は、前田建設工業株式会社から取締役常務執行役員　大川尚哉氏、総代　前田又兵衞氏、2月に開所するICI総合センター長　三島徹也氏にお越しいただき、本学から磯部雅彦学長、岡村甫顧問、岩田誠研究本部長などが出席しました。

包括的連携協定とそれに基づく学術指導契約の締結書へサインした後、双方の代表者よりあいさつがありました。

磯部学長より調印と出席者への感謝の言葉のあと、「高知工科大学を選んでいただけたこと大変光栄に存じます。迅速かつ効果的に情報交換・交流を行い、連携することにより、共同研究や連携促進マッチングが生まれ、本学の研究力や研究資源を用い、社会実装あるいは社会実装のニーズに合わせて研究開発を行い、双方のみでなく産業界を巻き込み、本県、全国の活性化を図っていきたい」と述べました。

その後、大川取締役常務は「開学以来の長年にわたる良好な関係と信頼が礎となりこの協定の締結につながりました。高知工科大学の文理にまたがる研究力、学生さんによる枠にとらわれない発想でイノベーションを起こし実装できる共創を期待しています。高知工科大学と我社は個性は違っても同じ価値観を持っており、より広い分野で、スピーディに高いレベルの社会貢献ができることを期待しています」と関係者へのお礼とともに、大きな期待をしていることを述べられました。

専門性に基づく社会と地域への貢献を目指す本学にとって、本協定を機にさらに産業の発展に寄与、貢献ができるように邁進してまいります。

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