2019.9.26国際交流 / 在学生・保護者 / 学群・大学院 / 研究 / 研究者・企業

混相流シンポジウム2019 ベストプレゼンテーションアワードを学生が受賞

8月5日~7日、福岡大学で「日本混相流学会 混相流シンポジウム2019」が開催され、第1日目に開催された学生セッションでメヒア エドアルドさん(大学院博士後期課程 基盤工学コース 2年)が「 ベストプレゼンテーションアワード」を受賞しました。

メヒアさんは、学生セッション(2分間のフラッシュトーク+25分のポスターセッション)において、1年半の留学生活で習得した日本語で「スメクティック液晶ー等方相界面力を利用した微生物の捕捉」をテーマに研究成果を発表し、混相流学の発展に貢献しうる優秀な内容との評価を受け、99件の中から厳正な審査のうえ17件に選出されました。

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メヒアさんは、流体工学研究室(辻 知宏教授)に所属し、液晶の中で最も分子配列の規則性が高く、個体結晶に近い性質をもっているスメクティック液晶を利用し、温度変化を与えることにより相界面を発生させ微生物をとらえる研究をしています。

液晶は、固体と液体の両方の性質を示す状態の一つにある物質で、ディスプレイなどに利用されています。
流動性という液体の特性と、光学的異方性という結晶の特性をもつ液晶をソフトマニュピレータに利用し、将来は、遺伝子操作など微生物を液晶で動かすなど革新的な技術に貢献することが期待されます。

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メヒアさんは「私の研究発表を高く評価していただき、ベストプレゼンテーションアワードを頂けたことを誇りに思います。日本に留学して初めての学会発表でしたので、他大学の学生の発表には刺激をうけました。また、辻教授、蝶野教授をはじめ研究室の皆様のサポートのお陰で受賞することができ感謝しています。本受賞を励みに今後もより一層研究に邁進し、将来は日本でエンジニアとして活躍したいと思います」と、受賞の喜びと今後の抱負をを語りました。


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