2021.11.26研究 / 研究者・企業

伊藤 亮孝講師が有機合成化学協会支部奨励賞を受賞

環境理工学群の伊藤 亮孝講師が、有機合成化学協会から「令和3年度有機合成化学協会中国四国支部奨励賞」を受賞し、11月20日にオンライン開催された支部奨励賞受賞講演に登壇しました。
本賞は、有機合成化学または有機合成化学関連産業の分野で優れた研究または発明を行った若手の研究者に授与されるものです。

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伊藤講師が主宰する「光機能化学研究室」では、光吸収/発光性を示す新たな物質や様々な光機能性を示す系を創出し、その詳細の理解をめざしています。

今回「分子内電荷移動相互作用の自在制御による光機能材料の創出」の研究業績が評価されたことから受賞となりました。
伊藤講師は、光を吸収する前後で電子の空間分布が大きく変化する「分子内電荷移動」という性質に着目し、様々な骨格・構造をもつ化合物群を設計・合成することで発光色などの性質を大きく変化させること、またその由来を解明することに成功してきました。
本研究が進むと、有機ELデバイスにおける発光材料やセンサー、光-エネルギー変換システムなどへの利用が期待されます。

受賞を受けて伊藤講師は「このたび栄誉ある賞をいただき、大変嬉しく思います。研究室所属の学生をはじめ、皆さまのご協力に感謝申し上げます。今後も更なる光機能材料の開発に邁進いたします」と語りました。

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