2022.8. 1在学生・保護者 / 地域・一般 / 学生生活 / 学群・大学院 / 課外活動

北村 光希さんがカヌー競技の四国ブロック大会で優勝、国体出場権を獲得

7月10日、本山町寺家特設カヌーコース(高知県)で開催された「国民体育大会第43回四国ブロック大会」で、北村 光希さん(システム工学群 2年・高知県立高知西高等学校出身)が、カヌー競技男子カヤックシングルの部で80.72秒をマークし優勝、国体への出場権を獲得しました。

カヌースラロームとは、全長250~400mのコースに設置された18~25個のゲートを、スタート地点から決められた順番に通過しながら下る時間を競う競技で、ゲートに接触したか、非通過のゲートが有るか否かによる減点ポイントと所要時間が計算され順位が争われます。

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(写真提供:高知県カヌー協会 渡辺 伸氏)

北村さんは高校時代にジュニアのナショナルチームに選出されるなどの実績があり、体の動きの俊敏性やウエイトトレーニングで鍛えたパワーが持ち味の選手です。2020年8月には東京オリンピックの代表事前合宿で、代表選手のトレーニングパートナーを務めるなど、貴重な経験を積み、それを糧として大きく成長してきました。

日々の練習は、指導者のいない中で動画教材等を参考に自ら練習メニューを考案し、自身の映像を撮影・比較して課題を抽出するなど工夫して行い、テクニックの向上を図ってきました。昨シーズン終了後からは、メンタルトレーニングも独学で学び、自分の考え方をポジティブに変えるために、自分に何が起こっているのか、本当はどうなりたいのか、自分にできることは何なのかを常に意識し練習に励んでいます。また、6月からは新たにLSD(Long Slow Distance)トレーニングも始め、心拍数を一定に保ちながら30分~60分のトレーニングを行うことにより、筋力の瞬発力の向上を図っています。これらの総合的な練習の成果が、今回の優勝という結果につながりました。

大会を振り返り北村さんは、「今大会は高知県開催ということでアドバンテージが高かったです。いつも練習しているコースですので、川の流れの凹凸やよどみを身体が分かっており、スピード感をもって漕げました。反省点としては、1回目のレースにタッチミスがあったので、こういった些細なミスを減らしていきたいと思っています。3年ぶりの国体では8位入賞をめざします。また、8月中旬にはチェコにカヌー留学することが決まっています。これは、高知県カヌー協会とチェコが協定を締結しており、交流の一環で参加できることになりました。プロの選手と練習を組む予定ですので、世界の動きをしっかり見て、自分のやっていることが間違っていないのか、通用するのかを確かめたいです」と意気込みを語りました。

北村さんは、10月7日~10月10日の4日間、鬼怒川特設カヌー競技場(栃木県)で開催される「第77回国民体育大会いちご一会とちぎ国体」に出場します。

引き続きのご声援をよろしくお願いします。

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