2022.11.22在学生・保護者 / 地域・一般 / 学群・大学院 / 研究 / 研究者・企業

藤田 武志教授が5年連続「Highly Cited Researchers(世界的に影響力のある研究者)」に選出

11月15日(日本時間)、Clarivate Analytics社から「Highly Cited Researchers 2022年度版」が発表され、藤田 武志教授(環境理工学群)がクロスフィールドカテゴリに5年連続で選出されました。

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Highly Cited Researchersとは、科学・社会科学分野における世界最高峰の研究者を、過去10年間の論文の引用分析により選出したものです。今年は69の国と地域から21の研究分野と複数の分野にまたがる世界の研究者の中から、約0.1%にあたる6,938人が選出されました。

藤田教授が選出されたクロスフィールドカテゴリは、複数の分野に大きな影響を与えた論文に基づいて非常に優れた幅広い功績を挙げている研究者が選ばれます。

藤田教授の材料組織制御学研究室では、電子顕微鏡を駆使したナノ多孔質金属の作製、3Dプリンターによる新奇材料の開発に関する研究を行っており、この研究が進むと、天然ガスに豊富に存在するメタンを効率良く活性化する画期的触媒の創製や、材料の自在な組織制御と多機能性の発現(電極触媒、熱電材料)など、「エネルギー分野」「化学産業分野」などの多方面における応用・発展へと繋がることが期待されます。また、2020年度からは総合研究所ナノテクロジー研究センター未来材料先端解析分野のリーダーとして、様々な物質の組織・結晶構造等を緻密に把握するための先端電子顕微鏡を活用し、ナノ制御に基づいた新物質の創出をめざしています。

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選出を受けて藤田教授は「5年連続で選ばれて非常に幸運なことだと感じています。研究成果を社会に還元し、毎年選ばれるように気を引き締めて精進していきます」と述べました。

最新News:藤田 武志教授らの研究グループが卑金属のみを用いた固体高分子型水電解用酸素発生電極の開発に世界で初めて成功

 

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