- トップページ
- NEWS & TOPICS
- 樋野 優人さんが第12回CSJ化学フェスタ2022において優秀ポスター発表賞を受…
10月18日~20日にタワーホール船堀(東京都)で開催された「第12回 CSJ 化学フェスタ2022」(主催:公益社団法人日本化学会)において、樋野 優人さん(大学院修士課程 化学コース 1年・高知県立中村高等学校出身/指導教員:機能性高分子化学研究室 林 正太郎准教授)が優秀ポスター発表賞を受賞しました。樋野さんの受賞は2年連続の快挙です。本賞は、1)研究に対して発表者が十分に寄与していること、2)質疑応答に優れていること、3)独自性が認められ、今後の発展が期待できること、の3つの観点から審査されたもので、同会でのポスター発表900件のうち、171件に与えられました。
本会は、1) 最先端の化学と化学技術に関する産学官の交流深耕による化学、化学技術及び産業の発展への寄与とイノベーション強化、2) 化学の成果と未来に向けた化学の貢献の社会への発信という2つの趣旨のもと開催され、約2,700名が参加しました。
樋野さんが発表したテーマは「1,8-ビスフェニルアントラセンによる柔軟性包摂結晶の実現」です。
分子結晶は脆性材料である一方、分子結晶構造のダイナミクスを設計することで、分子結晶でも柔軟性を発現することができます。樋野さんは、1,8-ビスフェニルアントラセンが溶媒分子を包摂して結晶化することを見出しまし、これにより様々な柔軟性挙動が発現することを示しました。これは今後の柔軟性分子結晶実現において重要な分子結晶創成指針となる可能性があります。
受賞を受け、樋野さんは「2年連続で優秀ポスター発表賞を受賞することができ、大変光栄です。先行研究のない構造機能特性を示したことが評価され、今回の受賞につながったと思います。最先端の研究を継続し、来年もよい発表ができるよう、努力していきます」と語りました。
RELATED POST
関連記事