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- 北村 光希さんがカヌースラローム日本代表選手選考大会で12位
4月14日~16日の3日間、カヌースラロームセンター(東京都)で開催された「令和5年度カヌースラローム日本代表選手選考大会」のカヤックシングルの部に、北村 光希さん(システム工学群 3年・高知県立高知西高等学校出身)が出場しました。
パリ五輪の代表選手を決定する国際大会への派遣選手6名の選考を兼ねた本大会。15日の1次選考会を10位(94.51秒)で折り返し、翌日の最終選考に望みをつなぎましたが、決勝でゲートタッチのミスが重なり、結果は12位(102.17秒)と代表入りは逃しました。
北村さんは高校時代にジュニアのナショナルチームに選出されるなどの実績があり、俊敏性とパワーを兼ね備えた点が期待されています。
練習メニューは動画教材などを参考に自ら考案し、自身を撮影した映像から課題を抽出するなどの工夫により、テクニックの向上を図ってきました。昨年から取り入れたLSD(Long Slow Distance)トレーニングでは、心拍数を120~180に保ちながら普段の練習コース3.42kmの距離を平均30分から26分で漕げるまでにフィジカルも高めてきました。
また、北村さんが代表選手のトレーニングパートナーを務めた東京五輪の事前合宿の際に高知県カヌー協会とチェコ連盟が締結した交流協定の一環で、2022年8月にはチェコに10日間カヌー留学。東京五輪の金メダリストであるイジ・ペルスカベツ選手と共に指導を受けました。これらの貴重な経験と練習の成果が、今回の12位という結果につながっています。
大会を振り返り、「今シーズン初レース、自分の成長を感じることができ、とても楽しかったです。パリ五輪出場の夢を叶えることはできませんでしたが、大会の1カ月前から現地入りして本番のコースで練習したことや、これまで精一杯努力してきた力は全て出せたので悔いはありません。ただ、パドリングの速度が速すぎて水がつかめてなかったことがミスにつながったので、それは課題だと感じています。昨年11月からは合気道も始め、身体の芯を捉え、ブレないようなパドリング技術を習得中です。目標は、来年の日本代表選考会で6人に入ること、そしていつか1番をとりたいです」と語りました。
北村さんは、5月13・14日に旭川特設カヌー競技場(岡山県)で開催される「2023カヌー ワイルドウォーター ジャパンカップ 第1戦」に出場予定です。
今後も引き続きのご声援をよろしくお願いします。
大会の結果はこちらから
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