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- 大規模地震を想定した防災訓練を実施
高知工科大学では、甚大な被害が予想される南海トラフ地震の発生に備えて、毎年、実施形態に変化を持たせながら防災訓練を行い、実践的な対応力の向上をめざしています。
11月10日、香美と永国寺の両キャンパスで、学生・教職員を対象とする避難訓練を実施しました。11時50分、学内で緊急地震速報が流れると、学生らは机の下など安全な場所に身を隠し、揺れが収まった後、教職員の誘導に従って屋外の指定避難場所へ集合。「安否確認システム」に自らの安否を入力しました。
訓練終了時には、香美市消防本部のご担当者から「大学生は、もう、守られる側ではなく、守る側です。他人を守るためには、まず自分の安全を確保しなければなりません。災害を知り、正しく恐れ、しっかりと備えましょう」と講評がありました。
同日の午後には、職員のみを対象とした自衛消防訓練を行いました。
冒頭に、高知県公立大学法人の3キャンパス合同で通信訓練を実施。各キャンパスの被害状況を報告、共有することで、初動対応の重要性を改めて認識しました。
その後は、香美キャンパスのみで、高知沖で最大震度7以上の地震が発生したと想定した机上訓練を行いました。
教室の一つを使用し、災害対策本部を開設すると、建物や人的な被害の状況、ライフラインの復旧見込みなど、さまざまな情報が突発的に入ってくる中、起こった出来事や情報を時系列に沿って記録する「クロノロジー」と呼ばれる手法で、情報を整理。集約された情報を基に、災害対策本部長をトップとする指揮系統のもと、指揮班、通報連絡班、安否確認班、救護班、初期消火班、安全防護班がそれぞれの役割を果たしました。
訓練後には、課題点や改善点を共有。一人ひとりが防災への意識を高める、有意義な訓練となりました。
本学は、今後も地震防災計画に基づいた防災訓練を継続的に行い、いつ起こるかわからない災害に備え、被害の最小化と教育・研究の早期再開をめざし、迅速かつ的確に対応できるよう努めてまいります。
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