2009.8. 8イベント

コンサート「心に響く音楽の調べin工科大」が開催されました

8月8日(土)、本学の講義「文化としての日本のうた」の一環としてコンサート『心に響く音楽の調べin工科大』が高知工科大学講堂で開催されました。 この講義は「うた」と文化・社会のかかわりを事例や文献、鑑賞を通してとらえ直し、その理解を深めることを目的とした大学共通科目です。レクチャー・コンサートとしての位置付けながら、テノール・ピアノ・フルート それぞれの分野で日本を代表する若手演奏家を招いての本格的な演奏であるため、講師をつとめる佐野 靖先生(東京藝術大学教授)のはからいにより、地域の皆様への公開講座といたしました。 佐野先生による曲ごとのわかりやすい説明で進行されたコンサートは、「荒城の月」、「城ケ島の雨」といったなじみ深い(日本のうたが)披露されるユニークな趣向で、独特の楽しみ方を味わえるものでした。 アンコールにもお応えいただき、「千の風になって」が披露されると、学生・観客の皆様は3人の演奏家の魅力に完全にひきこまれていました。 演奏終了後も約400名の観客からの拍手はなかなか鳴りやまず、あっという間に過ぎた僅か80分の贅沢な時間を惜しむ皆さんの感動が伝わるコンサートでした。《総合プロデュース》■佐野 靖(東京藝術大学教授)《出演》■布施 雅也(テノール)第15回奏楽堂日本歌曲コンクール歌唱部門第1位東京藝術大学大学院修了■上野 由恵(フルート)第76回日本音楽コンクール第1位第2回東京音楽コンクール木管部門第1位東京藝術大学大学院修了■前田 拓郎(ピアノ)第4回安川加壽子記念コンクール 第1位第2回ショパン国際ピアノコンクールin ASIA派遣部門 金賞東京藝術大学大学院修了《当日のプログラム》【テノールの響き】 テノール:布施 雅也・ピアノ:前田 拓郎『出船の港』、『荒城の月』、『蝉の鳴く日は』、『初恋』、『鳩笛の唄』、『帰れソレントへ』、『禁じられた音楽』、『オー・ソレ・ミオ』【ピアノの詩人・ショパンの世界】 ピアノ:前田 拓郎『幻想即興曲』、『小犬のワルツ』、『猫のワルツ』、『英雄ポロネーズ』【フルートの輝き】 フルート:上野 由恵・ピアノ:前田 拓郎『《アルルの女》より〈メヌエット〉』、『くまんばちの飛行』、『城ケ島の雨』、『チャルダッシュ』

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