2012.11.16お知らせ

公開講演会・国際会議「ネアンデルタール人と新人サピエンスの交替劇」のご案内

20万年前の新人ホモ・サピエンス誕生以降、アフリカを起点にして世界各地で漸進的に進行した新人と旧人ネアンデルタールの交替劇。
この交替劇を、生存戦略上の問題解決に成功した社会と失敗した社会として捉え、その相違をヒトの学習能力・学習行動という視点にたって調査研究するのが 科学研究費補助金・新学術領域研究(2010-2014)「ネアンデルタールとサピエンス交替劇の真相:学習能力の進化に基づく実証的研究」です。
本学 総合研究所 赤澤 威教授が領域代表者を務める本研究のこれまでの成果を世界に向けて広く発信し評価を仰ぐことをめざして、交替劇研究をリードしてきた四人の世界的権威が登壇する公開講演会および、プロジェクトメンバーと招へい海外研究者が発表する最新研究にもとづくシンポジウムとポスター発表会を下記の要領で開催されます。 皆さまのご参加をお待ち申し上げます。

総合研究所 赤澤 威教授

『ネアンデルタール人と新人サピエンスの交替劇』

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公開講演会

日時:11月18日(日) 13:00-17:00
(入場無料、同時通訳)

プログラム:

13:00-14:10Ofer Bar-Yosef (オファー・バール=ヨセフ)米国・ハーバード大学教授「ネアンデルタール人の誕生、拡散、ホモ・サピエンスとの競合、そして終焉」

14:10-15:05
Nicole Creanza (ニコル クレンツァ)Laurel Fogarty (ローレル フォガーティ)Marcus W. Feldman (マーク W. フェルドマン)米国・スタンフォード大学教授「ネアンデルタール人とホモ・サピエンスの文化的ニッチ」

15:20-16:15
Steven J. Mithen (スティーヴン J. ミズン)英国・レディング大学教授邦訳『心の先史時代』青土社『謳うネアンデルタール』早川書房の執筆者「ネアンデルタール人の認知能力はホモ・サピエンスと同じだったか」

16:15-17:10
Christoph P.E. Zollikofer (クリストフ P.E. ツオリコファー)
Marcia S. Ponce de Leon (マルシア S. ポンセ=デ=レオン)
スイス・チューリッヒ大学教授
「ネアンデルタール人の脳を復元する」

総合司会 西秋良宏:東京大学教授

参加申込:事前申し込み不要、先着500名まで無料です。直接会場にお出でください。

プログラム等の詳細はこちら

国際会議

日時:11月19日(月)-11月24日(土)  (21日(水)を除く)

プログラムの詳細はこちら

会場:学術総合センター<東京都千代田区一ツ橋2-1-2 TEL: 03-4212-3900(代)>

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