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- 令和6年度 卒業式・学位記授与式を執り行いました
3月18日、香美キャンパスにて「令和6年度 卒業式・学位記授与式」を挙行し、学士課程454名、修士課程114名、博士後期課程14名の計582名に学位記が授与されました。
今年もキャンパスグリーンにて執り行い、当日参加できない方々に向けて、式典の様子をライブ配信しました。
蝶野 成臣学長は、卒業生に向けて「皆さんは在学中に、自分の専門分野の知識、情報、知見を修得しましたが、それらに劣らず大切なことは、本学での学修や研究活動を通じて未解明で未知な課題を解決するための経験知またはスキルを培ったことです。課題を見つけ、仮説を立て、論理的・批判的思考によってこの仮説を検証し、満足な結果が得られなければフィードバックして仮説を立て直し、そして再検証するという一連のプロセスを遂行するスキルです。これは専門分野に関係なく普遍的で、さらには、実社会でのビジネスにも有効ですので、汎用性のある素養ともいえます。また、課題解決に有効なだけでなく、新しい価値創造の源泉にもなりますので、今日の知識基盤社会においては、この素養を身に付けた皆さんの活躍が強く求められています。皆さんには、今後も不断の努力によって、スキルアップを図ることで、様々な課題や難解な局面に遭遇したとき、このスキルを遺憾なく発揮して、じっくりと時間をかけてその困難に打ち勝って欲しいと願っています」とメッセージを送りました。
卒業生を代表して宮川 隆誠さん(システム工学群 4年)が、「私たちの世代は、コロナ禍という未曾有の状況の中で大学生活をスタートさせました。授業は対面が中心でありながら、一部の授業はハイブリッド型で行われていました。対面での交流を通じて直接的なコミュニケーションを重ねる中で、仲間との絆を深める一方、オンライン授業も取り入れることで柔軟な学びの形を経験しました。状況に応じた対応の中で、どの環境下でも学び続ける意欲と適応力を養うことができたと感じています。今後、社会においては、自ら情報を収集し、考え、主体的に行動する力がますます求められています。加えて、急速に進化するAI技術は、私たちの学びや仕事、そして社会全体の在り方に大きな変革をもたらすと同時に、新たな挑戦や可能性が期待されます。私たちはこの4年間の学びを通じて、こうした変化に対応するための情報処理能力や問題解決能力を養うとともに、多くの経験を積むことができました」と謝辞を述べました。
式典終了時には、大学祭実行委員会が準備した自然に還る素材で作られた風船300個を卒業生自らが空高く飛ばし、門出を盛大に祝いました。
また、式典に先立ち、卒業生によるシダレザクラの記念植樹が行われました。式典後には、在学生、校友会、香美市商工会の共催による卒業記念イベント「えん」が開催。郷土料理等が振る舞われ、ステージイベントが進行する中、卒業生たちはお世話になった方々や友人、そしてキャンパスに別れを惜しんでいました。
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