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2016.4.27お知らせ
レーザー研シンポジウムで学生がベストポスター賞を受賞!
4月19日、20日に大阪大学銀杏会館で行われた「レーザー研シンポジウム2016」において、大学院博士後期課程 基盤工学コース3年 ADAM PANDERさん(先進エネルギーナノ材料研究室所属、指導教員:古田 寛 准教授)が、ベストポスター賞を受賞しました。
同シンポジウムで37歳以下のポスター発表者が審査対象となり、2日間で152件の発表のうち、ベストポスター賞審査対象56件の中から、2件が選ばれました。
本発表では、電気・機械・光学特性に優れたカーボンナノチューブ(CNT)の光学反射率低減を目的とし、合成パラメータの最適化研究を行いました。 品質工学手法であるタグチメソッドを適用することにより、従来81回の実験を必要とした試行回数をわずか9回に効率化し、結果として、22μmの厚さのCNTフォレスト(CNTが垂直に高密度配向した構造体)について、最適化後45%の反射率低減に成功したことが評価されました。
CNTフォレストは、その高い光吸収率から、宇宙で最も黒体に近い材料と報告されるなど、光吸収材料や光学応用材料として注目されています。
本学は今後も本研究成果を利用した、メタマテリアルデバイスの開発を推進してまいります。
受賞発表タイトル:Taguchi method in optimization of optical properties of CNT forest(カーボンナノチューブフォレストの光学特性のタグチメソッドによる最適化)
発表者:Adam PANDER, Kouki ISHIMOTO, Akimitsu HATTA, Hiroshi FURUTA
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