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2017.11.15学生生活
「高知工科大学-物部川共生の森」協働の森交流事業を実施
11月12日(日)、香美市物部町において協働の森交流事業を実施しました。
10回目となる今回の交流事業では、本学学生・教職員14名が塩の道ウォークと間伐作業体験を行いました。
本学は本学後援会とともに、高知県が提唱する「環境先進企業との協働の森づくり事業」に平成20年より参画しており、高知県・香美市・物部森林組合との間でパートナーズ協定を締結しています。
現在は、第4期協定(期間:平成29年5月8日~令和2年3月31日)期間中で、「高知工科大学-物部川共生の森」と名付けられた協定森林の再生に取り組む活動などを行っています。
今回の交流事業はパートナーズ協定の一環として、物部川流域の文化や自然に触れ、環境保全意識を醸成することを目的として実施しました。
午前中は香美市物部町から香南市につながる「塩の道」を、土佐塩の道保存会の皆さまの案内によりウォーキング。約30kmの全行程ですが、今回は約5.6kmのショートコースを各所で説明を聞きながら実際に歩き、その歴史と文化に触れる体験をしました。
「塩の道」は古くからの交易道で、海岸沿いにある塩の生産地から山間部をつないだことからそう呼ばれています。
ウォーキングの後には、地元の食材で作った塩の道弁当を食し、地域の食文化も堪能しました。
午後からは、物部森林組合の方々の指導のもと、チェーンソーを使用した実際の間伐作業を体験。
ほとんどの参加者が間伐作業は初体験で、慣れないチェーンソーの扱いに四苦八苦しながらも、体験を通じ作業の難しさや重要性を感じているようでした。
本学は、これからも物部川流域の自然環境保全のため、様々な活動を進めてまいります。
「塩の道」概要(香美市HPより引用)
天正から慶長までの約400年間、現在の香南市香我美町岸本から吉川町までの浜辺には塩田が広がり、赤岡町では塩市なども開かれていました。当時、塩の生産地と奥地をつなぐ交易道は「塩の道」と呼ばれ、生活物資などの運搬道としても利用され、近隣には塩の名のついた地名もあります。赤岡町から物部町の塩峯公士方神社まで約30kmのルートは、長きに渡り人々の生活を支えてきた命の道でした。
平成14年から周辺住民らによる整備が進められ、平成16年には(一社)日本ウォーキング協会が選定する「美しい日本の歩きたくなる道500選」にも選ばれました。現在は、香美・香南両市の有志で構成される土佐塩の道保存会により、ウォーキングやトレイルランニングなどのイベントが毎年開催されています。
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