留学生と行く日本文化研修旅行を実施しました

3月2日～4日、外国人留学生とともに2泊3日の日本文化研修旅行を実施しました。
本イベントは、海外から来た留学生が実際に日本の名所を訪れ、直接日本文化に触れ、より深く「日本」を理解してもらうことを目的として、毎年実施しています。

今回は、国際交流活動に興味のある日本人学生4名と、外国人留学生6名とその家族1名が参加しました。

1日目は午前中、広島市の環境局中工場を視察しました。本施設は、河口の埋め立て地に建てられた清掃工場であり、著名な建築家によって設計されています。見学した参加者たちからは「騒音も悪臭もほとんどなく、イメージしていた清掃工場とは全く違う」といった驚きの声と、有害物質を出さないゴミ処理の仕組みや施設デザインについて質問が相次ぎました。
午後からは平和記念公園を訪問し、ガイドの方々から当時の原爆被害の実相について話を聞きました。見学者の中には、そのショッキングな内容にしばらく立ち止まり考え込む学生も見られ、改めて戦争の悲惨さと平和の尊さを考える時間となりました。

2日目は宮島を訪問し、厳島神社、千畳閣、宝物館、大聖院を視察。初めて厳島神社を訪れたという学生は「国宝の中に入れるとは貴重な経験。とても美しい」と、その綺麗な佇まいと荘厳な雰囲気に圧倒されている様子でした。

今回の研修では、日本人学生が外国人留学生に対して、日本の歴史や文化を知ってもらおうと熱心に説明している姿が見られ、学生間の距離も縮まった良い機会となりました。

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