2020.1.16国際交流 / 在学生・保護者 / 学生生活

トビタテ!留学JAPAN-イタリアにおける有用植物調査について報告-

1月14日、「トビタテ!留学JAPAN 日本代表プログラム」でイタリアに5ヶ月間留学した尾﨑 広貴さん(環境理工学群 4年)の留学報告会を香美キャンパスで開催しました。

第10期募集の理系、複合・融合系人材コースで採用された尾﨑さんは、「イタリアにおける有用植物調査」というテーマでイタリアのパドヴァ大学薬学部に留学し、主にアブラナ科植物や野菜の植生および市場調査を行いました。

★B0A8143.jpg

尾﨑さんの留学報告
環境理工学群の講義「生物環境のデータサイエンス」がきっかけで植物に興味を持ち、アブラナ科植物発祥の地であるイタリアに留学してみたいと本制度に応募しました。
現地では、世界最古で世界遺産のパドヴァ植物園で、植物学的に重要な種の調査や一般公開されていない植物標本を閲覧することができました。また、イタリア高山植物のフィールド調査に足を運んだ世界遺産のドロミーティ山群では、アルプスの女王とも呼ばれるエーデルワイスを発見するなど数々の貴重な体験をしました。

IMG_9332.jpeg IMG_9432.jpeg
(写真:ドロミーティ山群で発見したエーデルワイス)

研究室では、マーケットやフィールドから持ち帰った植物を地道に観察する一方、そこで働く研究者のレベルの高さやイタリア人学生の勤勉さに触れ、日本にいるだけでは気づけなかった研究に対する姿勢を学ぶ機会となりました。
また、本場のイタリア料理にも興味を持ち、イタリアを縦断しながら各地の郷土料理を食べ歩いたことも良い思い出です。

卒業後は大学院に進学し、イタリアでの調査や学びを生かしてより深くアブラナ科植物の研究を進めたいと考えています。
海外には日本では見られない景色や出会いが待っています。後輩の皆さん、ぜひ一歩踏み出す勇気をもって世界へ飛び立ってください。

トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム」は、学生自らが設計した「実践活動」を含む留学計画が支援される、官民協働で取り組む海外留学支援制度のことです。

RELATED POST

関連記事