2020.7. 8地域・一般 / 地域貢献 / 研究 / 研究者・企業

小廣教授らが高知県知事へ産学官連携研究成果を報告

7月7日、本学小廣 和哉教授大谷 政孝准教授(ともに環境理工学群)が、宇治電化学工業株式会社、YAMAKIN株式会社の関係者とともに高知県庁を訪れ、濵田 省司高知県知事に、産学官連携の研究成果を報告しました。

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(写真1枚目 報告の様子)
(写真2枚目 左:MARIMOの模型、右奥:MARIMO構造体の実物、右手前:KZR-CAD マリモセメントLC)

本学と宇治電化学工業株式会社が、2013年から高知県産学官連携産業創出研究推進事業などの支援を受け「MARIMO(金属酸化物ナノ粒子の多孔球状)構造体」の大量合成法を確立したことや、MARIMOを活用し、YAMAKIN株式会社が接着力の強い歯科接着剤を開発し、6月から発売したことを知事に報告しました。

「MARIMO(金属酸化物ナノ粒子の多孔球状)構造体」について、小廣教授や宇治電化学工業株式会社代表取締役社長西山 彰一氏から、発見のきっかけや、1日に500gという大量生産が可能になった経緯・苦労した点などを説明しました。
また、YAMAKIN株式会社から、歯科用接着性樹脂材「KZR-CAD マリモセメントLC」について、光を当てることにより接着剤が固まる様子が紹介されました。

濵田知事から「研究をものづくりにつなげることで、若い人が魅力を感じ、高知に帰ってきてくれることを期待しています。ますます研究を前に進めていただきたいです」と本事業進展への期待の言葉がありました。

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(光照射で接着剤を固める様子)

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