2022.4.13お知らせ / 在学生・保護者 / 地域・一般 / 学群・大学院 / 研究

鈴木 卓講師らが分担執筆した書籍「鉄骨コンクリート(CES)造建物の性能評価型構造設計指針(案)・同解説」が出版されました

鈴木 卓講師(システム工学群)らが分担執筆した書籍『鉄骨コンクリート(CES)造建物の性能評価型構造設計指針(案)・同解説』が日本建築学会から出版されました。

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日本で発達を遂げてきた鉄骨鉄筋コンクリート(SRC)構造は、耐震性能に優れた建築構造システムとして高層建物に採用されてきました。しかし、1990年代以降、設計・施工の煩雑さによりSRC構造の建設が激減しました。そこでSRC構造の耐震性を活かし、かつ、より施工性に優れた建築構造システムとして、内蔵鉄骨と繊維補強コンクリートのみで構成される合成構造に関する研究が継続的に行われるようになりました。

鈴木講師は、コンクリートおよび鋼材を用いた鉄筋コンクリート構造および鉄骨コンクリート合成構造の力学性状を研究しており、本書では、CES耐震壁の構造設計法とCES柱、CES梁、CES耐震壁の解析モデルの解説をされています。これらはCES建物の設計に用いられる構造解析に必要不可欠なものであり、本書籍の中核をなしています。

鈴木講師からの見どころ紹介

本書は、私がこれまで研究してきたCES構造に関する技術・知識がたくさんつまっています。CES構造は高い耐震性だけでなく、簡便な施工性も持ち合わせており、これからの建築構造形式の主力になり得るものと確信しています。
本書は構造設計者だけでなく次世代の構造設計者である学生たちのためのものでもあると考えています。本書を通して建築構造の発展に寄与できれば幸いです。

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