６月６日、本学と交流協定を締結しているフロリダ国際大学(Florida International University)から、学生６名がリサーチインターン生※として来学し、システム工学群教員の指導の下、本学学生とともに研究活動に励んでいます。今回の活動は、フロリダ国際大学と本学の共同人材育成プロジェクト「US-Japan Collaborative Research and Education Effort for Synthesis and Applications of Functional Nanomaterials※」の一環として実施されているものです。

フロリダ国際大学は、1965年にフロリダ州の主要都市であるマイアミに設立された公立大学です。学生数は5万人を超え、全米で最も大きな大学の一つです。本学とフロリダ国際大学は、2022年４月、互いに優位する研究を補完し合い、互いの発展を期するため、教員・研究者・学生・学術情報の交流および共同研究活動を目的とした交流協定を締結しました。

一行は、システム工学群でプラズマ処理水の紫外吸収分光分析について研究をおこなっている八田 章光教授、酸化物半導体材料を用いて、ナノ粒子、ナノロッドなど1次元のナノ構造を新しい手法で作製する李 朝陽教授、ナノスケール材料が持つ構造とサイズに起因する電子・光物性を利用したフォトニックメタマテリアルを研究している古田 寛教授のもとで、約２カ月間の研究体験をしています。研究の成果は国内の学会で発表する予定です。

また、研究活動と並行して、地元中学校の公開授業に参加、外国人の住みやすさについて意見交換をしたり、日本の文化に触れるため、いの町紙の博物館で日本人学生と一緒に紙漉き体験をするなど、地域や在学生とも様々な交流を実施しています。

　　

高知工科大学では現在、フロリダ国際大学も含めて19カ国59大学と国際交流協定を締結しており、56人の外国人留学生を受け入れるなど、国際交流活動を活発に行っています。

※本学のリサーチインターンとは、本学教員の指導により研究体験を行う他大学に在籍する学生です。
※このプロジェクトは、アメリカ合衆国National Science Foundation (NSF) の 2021年度The International Research Experiences for Students (IRES) programに採択され、実施しています。

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