2023.1.16地域・一般 / 地域貢献

高等学校産業教育生徒研究発表会を開催しました

1月7日、高知県教育センター(高知市)で「令和4年度 高等学校産業教育生徒研究発表会」を開催し、高知県内の産業教育関係学科等で学ぶ高校生が日頃の研究成果を発表しました。本学は、高知県の産業教育の高度化を支援するため、2009年からこの発表会を共催しています(主催:高知県教育委員会)。

この発表会は、産業教育に関連する学科等で学ぶ生徒の科目「課題研究」やクラブ活動等における研究成果の発表をとおして、自主的研究活動を活性化し、産業教育の振興を図る目的で毎年開催しており、今回で67回目を迎えています。今年は、13校14テーマの発表があり、優れた研究発表に対して、主催・共催団体から以下のとおり各賞が授与されました。

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(高知商業高校(ジビエ商品開発・販売促進部)の皆さん)

高知工科大学長賞を受賞した高知商業高校ジビエ商品開発・販売促進部の皆さんの取り組みは、今年が5年目です。5年間、一貫してこのテーマで取り組んでおり、研究報告も継続されています。従来から、卓越したプレゼンテーションで聴衆を惹きつけていましたが、今年度は、研究の質的改善が高く評価されました。過去4年間の実践の成果と課題を踏まえたうえで、今年度のテーマを設定、実践から検証までが、ロジカルに組み立てられていました。さらに、今年度の取り組みを踏まえた中長期的なビジョンも示すことができており、「変わり続け、挑戦し続けるジビエ部に」という言葉に表現されているとおり、今後のさらなる発展が期待できる内容でした。

審査員を務めた、本学長﨑 政浩教授(地域教育支援センター長)は、閉会式の講評で、「『こんなことをやりました』『良い経験になりました』といっただけの報告では、研究発表として評価されません。疑問や問題意識をもって、それについて、調べたり、調査をしたり、実験をしたりして、深く考察し、自分たちなりの結論を出し、自分たち自身の言葉で語ってくれたグループが高い評価を受けました」と述べ、今後の研究の進め方や発表の仕方についてアドバイスをしました。

コロナ禍の影響もあり、十分な活動ができない中でも、非常に興味深いテーマや今後の深化が期待できる取り組みが数多くでてきており、今後の研究のさらなる発展に期待がもてる発表会となりました。

受賞団体

【高知工科大学長賞】
「持続可能な社会の実現~ジビエ部5年目の挑戦~」
高知商業高等学校 ジビエ商品開発・販売促進部

【高知工科大学 地域連携機構長賞】
「Lively spring~ミツバチが羽ばたく陽気な春を迎えるために~」
高知農業高等学校 農業総合科 課題研究班

【高知工科大学 地域教育支援センター長賞】
「とびだすマルシェ~コロナ禍でもやれることはきっとあるはず!~」
幡多農業高等学校 とびだすマルシェ

【入交太兵衛大賞】
「本気のおもてなし ~想いよ届け~」
伊野商業高等学校 伊野商業のものがたり

【入交太兵衛記念賞(農業の部)】
「Lively spring~ミツバチが羽ばたく陽気な春を迎えるために~」
高知農業高等学校 農業総合科 課題研究班

【入交太兵衛記念賞(工業の部)】
「三輪車の製作」
高知東工業高等学校 高知東工業高校 電子機械科

【入交太兵衛記念賞(商業の部)】
「本気のおもてなし ~想いよ届け~」
伊野商業高等学校 伊野商業のものがたり

【入交太兵衛記念賞(水産の部)】
「天日塩を使った商品開発」
高知海洋高等学校 食品科学部

【入交太兵衛記念賞(家庭の部)】
「とびだすマルシェ~コロナ禍でもやれることはきっとあるはず!~」
幡多農業高等学校 とびだすマルシェ

【入交太兵衛記念賞(看護の部)】
「感染症対策withコロナ ~今私たちにできること~」
高知東高等学校 Nursing Team

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