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- 本学の卒業生で上場企業経営者の小谷 翔一氏が講演 ― データ&イノベーション学群…
6月11日、データ&イノベーション学群1年生と土佐塾中学・高等学校のまなび創造コースの合同授業が行われ、本学の卒業生で、複数の企業を起業・経営し、上場経験を持つ小谷 翔一氏が講演を行いました。
講演のテーマは「連続起業家ってどんな仕事?」です。
小谷氏は、兵庫県出身で、2001年に本学の工学部知能機械システム工学科(当時)に入学。経営やまちづくりに興味を持ち、大学院では、フロンティア工学コース(当時)を専攻しました。その頃、關 信彦特任教授が担当していた「起業概論」を受講し、それまで持っていた漠然としたビジネスや起業のイメージの輪郭を捉えることができたそうです。
卒業後は、NTT西日本に入社し、その後アビームコンサルティングへ転職。
この二社において、東京から離島まで広く日本の現況を知り、ロジカルシンキングなどのビジネスの基礎を身に着けることができたそうです。また、ロールモデルとなる優秀なビジネスマンや後に共同経営者となる人たちとも出会えたと言います。
独立後は、取り壊し前の廃ビルをサバイバルゲームのフィールドにすることで、都心でのサバゲー体験を可能とした「ASOBIBA」を起業。そして、「未来に必要なコンテンツを社会に実装する」というミッションのもと、「ASOBIBA」から発展し、様々な遊休不動産をカフェやレストラン、体験コンテンツを楽しめる店舗や非日常的なイベント会場へと変える「BAKERU」を起業しました。
また、月額制のファッションレンタルサービスで、プロのスタイリストが好みに合わせて選んだお洋服を自宅に届けてくれるサービス「airCloset」も創業しており、小谷氏は、次々と新しい事業を立ち上げ、既存の枠に囚われないビジネスモデルを確立しています。
小谷氏は、「僕は、数年前に知った『近代日本史の40年周期説』を個人的に支持しています。近代日本の社会全体として1865-1905年(幕末~日露戦争)がアップトレンド、1905-1945年(日露戦争~第二次世界大戦終戦)がダウントレンド、1945-1985年(第二次世界大戦終戦~プラザ合意)がアップトレンド、1985-2025年(プラザ合意~現在)がダウントレンド。これが当たっているとすると、40年単位で見れば2025年からまたアップトレンドとなるという説です。混乱はありつつも、ここから若い世代にとってのチャンスがきっと増えていくと思うので、学生の皆さん、技術を学んで、何が面白いのか、どうやったら人に喜んでもらえるのかを探求してほしい。たくさんのことにチャレンジしてほしいです」とエールを送りました。
授業後半には、土佐塾中高生へ向けて、データ&イノベーション学群2年生の学生たちが、自ら取り組むPBLのプロジェクトについて発表しました。中高生からの質問にプロジェクトの本質を再認識し、また、第一線で活躍する小谷氏からのアドバイスを受け、プロジェクトを進行する上で想定される課題など新たな気づきを得た様子でした。
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