2026.1.16在学生・保護者 / 学群・大学院 / 研究

川村 大樹さんが国際学会「2025 APSPT-14」でExcellent poster awardを受賞

12月11~14日に台湾で開催された「The 14th Asia-Pacific International Symposium on the Basics and Applications of Plasma Technology」(APSPT-14)において、川村 大樹さん(システム工学群4年/指導教員:プラズマ応用研究室 八田 章光教授)がExcellent poster awardを受賞しました。

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APSPTは、プラズマ技術の基礎から応用までの幅広い分野について、アジア太平洋地域を中心とした研究者や技術者が一堂に会して、研究成果を共有する国際シンポジウムです。

川村さんが発表したのは「Measurement of Hydrogen Permeation through Iron Foil Cathodes(鉄薄膜を陰極とする水素透過量の測定)」についてです。

エネルギーの輸送・貯蔵システムとして、水素の利用が期待されています。しかし、金属が長時間水素にさらされると劣化し強度が低下する「水素脆化」という現象があり、水素の広汎な利用を阻む一因となっています。

川村さんは、水素脆化を加速させる条件を探るため、鉄薄膜陰極で水素放電を行い、薄膜を透過する水素の量を四重極質量分析計(QMS)で測定しました。すると、放電時に水素の圧力を上げると水素透過量が減少すること、また、鉄薄膜を陽極に変えた場合、電流や圧力を変えても、陰極の場合と比べて水素透過量に変化がないことが分かりました。

水素透過量が脆化の進度に与える影響を定量化できれば、脆化が起こらない材料開発などにもつながります。

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受賞を受けて、川村さんは「学会発表は今回が初めてで、英語でのコミュニケーションに不安はありましたが、八田先生と研究室の先輩方にいただいたアドバイスをもとにたくさん練習しました。内容が正確に伝わることを第一に、シンプルな単語と文法で発表、質疑応答を行いました。受賞できたということは、研究が理解されたということなので、とても嬉しいです」と振り返り、「水素とヘリウムを混ぜて反応を起こさせると水素脆化が加速されるという論文を読んだことがあります。水素脆化の理解をより深めるため、いわば核融合炉のような過酷な環境なので実現は難しいですが、いつか実験してみたいです」と話しました。

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