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「里山研究フィールドにおける活動成果」をテーマに「里山工学ゼミナール2025」を開催(第8回)

国土情報処理工学研究室の高木 方隆教授を座長に、毎回異なるテーマのもと、独自の目線で里山と向き合う建築家や写真家、林業家らを招き、話題を提供する「里山工学ゼミナール2025」。

最終回となった1月28日のテーマは、「里山研究フィールドにおける活動成果」。本学修士課程の「里山工学」を受講する大学院生、4グループが発表しました。

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「里山工学」の授業では、香美市土佐山田町佐岡地区に設けた「里山研究フィールド」において、学生たちが里山の再生・維持・活用に関するテーマを設定し、それぞれの専門分野を活かしながら取り組んできました。今年度、結成されたのは、「農地班」「防災班」「階段班」「発電班」の4つのグループです。1年間の取り組みの成果を報告しました。

農地班
発表テーマ「耕作放棄地における休憩施設の設計と施工」

耕作放棄地で活動する際、熱中症の対策にもつながる休憩場所の確保が必要となっていたことから、休憩施設の設計と施工を行いました。放置竹林の竹材を利用し、ドーム型の休憩施設を設置するとともに、暗渠も敷設して農地環境の整備も行いました。

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防災班
発表テーマ「倒壊家屋の瓦礫処理と避難経路の確保」

老朽化した納屋が2024年6月に倒壊しました。瓦礫が金峯神社への山道を塞いだため、道路啓開を行うべく、瓦礫処理の計画と実施を行いました。また災害時に研究フィールドから避難する際のルートを確保するため、里道を探索していくつかのルートを選定し、その評価を行いました。

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階段班
発表テーマ「木灰コンクリートを用いた山道における階段の補修」

2020年に設置した金峯神社への階段のステップに用いていた木が腐朽したため,測量によって雨水の流れを解析するとこで劣化状況と比較を行いました。改修において、ステップの耐久性を高めるため、竹を型枠として作成した竹筋木灰コンクリートを提案。竹の型枠は外さずに、そのまま現地に設置することとしています。

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発電班
発表テーマ「生物多様性に配慮したマイクロ水力発電のための水源確保」

災害時における電力確保のため、マイクロ水力発電の設置に向けた水理システムの構築を目的としました。まず希少な水生昆虫が生息している既存の貯水槽の生物環境を維持しながら、水を発電に利用する手法を立案。渇水期でも水が供給できるように谷に堰を作って取水する施設を設置しました。

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それぞれの発表資料や、座長による解説は、高木教授のホームページにまとめています。

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全8回にわたって開催した「里山工学ゼミナール2025」。ご登壇、ご来場いただいた皆さま、誠にありがとうございました。来年度の開催については、詳細が決まり次第、本学ホームページなどでご案内する予定です。

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