2009.6.10研究
連続講演会「現代物理学の最前線」開催のご案内
物理学の世界的権威から若手研究員まで、今最も注目される研究者をお招きし、現代物理学の広い分野に渉り、ご講演いただきます。物理学の最先端にご興味のある皆様、ふるってご参加ください。平成21年度連続講演 物理学の現在:ミクロからマクロまで■開催日時・講師・演題:(1)平成21年6月26日(金)講師:大久保 茂男 博士(高知女子大学 教授)演題:原子核は塊をなす(2)平成21年7月3日(金)講師:須藤 靖 博士(東京大学 教授)演題:大切なものは目に見えない(3)平成21年7月10日(金)講師:古沢 浩 博士(高知工科大学 准教授)演題:液体・生命体・共同体 -統計的アナロジーという跳躍思考-(4)平成21年7月21日(火)講師:堀井 滋 博士(高知工科大学 准教授)演題:超電導と超強磁場(5)平成21年7月24日(金)講師:初田 哲男 博士(東京大学 教授)演題:対称性の自発的破れ -21世紀に活きる南部博士のアイデア-(6)平成21年7月28日(火)講師:西成 活裕 博士(東京大学 教授)演題:交通渋滞のサイエンスいずれも16:30-18:30(中休み有)■解題: 真理は複雑さや混乱の中ではなく、常に単純さの中に見出される -- これは近代物理学の祖、アイザーク・ニュートンの言葉です。人間の目に映る森羅万象の成り立ちや移り変わりを、片手の指で数えられる程の少数の仮定から、体系的組織的に説明する -- 物理学のこのような究極の目標は、あるいは神ならぬ人間には決してかなわぬ夢なのかもしれません。しかしその見果てぬ夢の追求こそが、現代の科学技術の開 花の原動力であり、それは今後も替わることはないでしょう。物理学の最先端に触れ、単純な真理から無限の多様性を紡ぎ出すその美しい思想を覗き見る事は、 21世紀の全ての良き市民に取って必要不可欠な事である、この連続講演を通じて、この事実を、皆様に実感していただけたらと考えます。今年度も、好評だった昨年度に引き続いて、現代物理学のできるだけ広い分野に渉って、分野の世界的権威から今正に現場で奮闘している若手まで、いずれも現役最高水準の研究者を招いて、みなさまに「掛け値なしの本物の物理の最前線」に直接触れていただこうと思います。ご期待ください。■開催場所:高知工科大学 C101教室■対象:一般、本学学生、教職員■受講料:無料■問い合わせ先:高知工科大学環境理工学群、全研究室(0887-57-2549) 詳細はこちらをご覧下さい。