2009.6.10地域貢献
熊谷教授が「国土交通大臣賞」を受賞!
本学地域連携機構 地域ITS研究室長 熊谷靖彦教授が高知県、県内企業等と連携して推進する「草の根ITS」の取り組みが、第7回産学官連携功労者表彰(内閣府、総務省、文部科学省、経済産業省、日本経済団体連合会、日本学術会議主催)において、国土交通大臣賞を受賞しました。 同賞は、大学、公的研究機関、企業等における産学官連携活動において大きな成果を収め、また、先導的な取組を行う等、産学官連携の推進に多大な貢献をした優れた成功事例に関し、その功績を称えることにより、我が国の産学官連携の更なる進展に寄与することを目的としており、6月20日・21日に国立京都国際会館で開かれる「第8回産学官連携推進会議」にて表彰されるとともに、展示ブースで事例紹介が行なわれます。 「草の根ITS」は、熊谷教授が高知県と共に提唱した概念で、地域の実情にあったITS施策の導入・推進を掲げています。この度の受賞は、地域の産業育成を目的とした地域活性化活動でもあり、多くの地場企業が開発に参画したことが産学官連携のベストプラクティスとしても高く評価されたものです。主な成果のうち、中山間道路走行支援システムは、平成21年3月現在、高知県を含む7県で52箇所に導入されており、地域ITS関連システムの代表例として、国内外から高い評価を受けているとともに、類似活動はアジアでも今後展開することが期待されています。※ ITS(Intelligent Transport Systems)高度道路交通システム。IT を利用して、輸送効率の向上、道路交通を快適にするための交通システム。ITS の例としては、ETC やナビゲーションシステムが挙げられることが多いが、他にもIT を利用した道路交通の有効活用について様々な試みが行われている。同賞についての詳細は国土交通省HPへ