2018.1.29イベント / 在学生・保護者 / 地域・一般 / 地域貢献 / 大学案内 / 学生生活

第4回サイエンスカフェ in 高知を開催

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1月26日、本学および高知みらい科学館、日本学術会議が主催の「第4回サイエンスカフェ in 高知」を本学 永国寺キャンパスで開催しました。

日本学術会議の全国縦断サイエンスカフェとして、また、本年7月に開館する高知みらい科学館のオープン前イベントとしての位置づけで、オーテピア高知図書館が共催しての開催となりました。

今回のテーマは、「SF作家と考える『21世紀の感情』」。

☆8B0A3224.jpg高名なSF作家 飛 浩隆氏をお招きし、地元の高校生や学生、会社帰りの社会人、地域の方々等約50人の参加者と、時には談笑を交えながら議論を行いました。

飛氏の講演では、自作に登場させた理工系ではなく「文芸」の側からのアプローチで作り上げられた様々な形のAIを紹介しながら、人間に生まれつつある新たな感情について解説がありました。「グランヴァカンスという作品では、人格を持つAIとゲストとの日常の関係を描いていて、繰り広げられる様々な出来事に、読者はゲストに身を置き、心が揺さぶられているはずです。また、実生活では既に販売されている、人のごときロボットに、人は愛着を感じ感情をもつのです。そこには、既に新たな感情、情感というものが生まれつつあるのです」と力説されていました。

講演後の質疑応答では、各テーブルすべてに飛講師が着席し「社会の個々人のデータをすべてAIに管理させれば、それらAIによる理想社会が実現するのではないか」、「AIはSF小説を書けるのか」等、参加者からの沢山の質問に、一つひとつ丁寧に回答され、予定時間を大幅に超えてしまうほど、会場は大変盛り上がりました。

☆8B0A3324.jpg参加した山田高校2年生の半田 浩丈くんは「飛講師が面白い話題を投げかけてくださり、お茶を飲みながらの堅苦しくない大変居心地のいい雰囲気で、質問もし易かった。いろんな世代の方の質疑応答も聞けて大変勉強になりました。また参加したいです」と、また、会社帰りの女性は「今日は、仕事を切り上げて参加しました。飛先生ならではの理工系のAIと文系の小説との融合という興味深いお話が聞け、気持ちのリセットができました。今後もさまざまな視点からの企画を楽しみにしています」と感想をいただきました。

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