2018.3.19地域・一般 / 地域貢献 / 学群・大学院

小廣教授が山田高等学校生徒に化学実験教室を行いました

3月17日、香美キャンパスで県立山田高等学校の生徒10人が化学実験を体験しました。

本催しは、高知県の教育振興事業21ハイスクールプラン推進事業に採択された山田高等学校の事業「理科実験体験ゼミ」の一環として、大学での化学実験を通じ、高校化学とのつながりを理解し、化学の有用性を意識させることを目的として実施されました。

教室では、環境理工学群の小廣 和哉教授から今回の実験内容の紹介が行われ、特に実験時の安全面に関する注意事項の説明後、実験室でグループに分かれ、試験管やビーカーを使い、フェノールフタレインとフルオレセインを合成。☆8B0A5650.jpg
アルカリ液を添加することで色の変化を確認する実験を行いました。
薬品の添加量、微妙な加熱の加減により、初期段階ではうまく合成できなかった生徒達も、教授や大学生らが分かり易く説明、サポートを行いながら実験を進めると、徐々に成功し、自分の合成した物質が発色した時には思わず笑みがこぼれ「すごい」と歓びの声が上がるなど、生徒たちは化学合成の難しさと面白さ、科学の不思議等、それぞれに体感しているようでした。

実験後、生徒たちは電子顕微鏡など、大学の実験施設を小廣教授から説明を受けながら見学しました。

参加した山田高等学校2年の山下 聖司くんは「初めての薬品を使い、教科書でしか見たことのなかった有機合物が自分で出来て凄く感動しました」。また1年・門田 萌里さんは「自分の手で有機合成に成功して、化学はすごいと思うと同時に、このように簡単な工程で合成ができたことに大変驚きました」とそれぞれ感想を話してくれました。
生徒たちを指導した大学生たちも「生徒たちが化学の面白さを体感し楽しんでもらえてよかった」と、教えることで共に感動する楽しさを感じており、お互いに良い機会となりました。

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