2018.8.31在学生・保護者 / 地域・一般 / 学生生活

夜間の災害対応を考える「災害図上訓練」を行いました

8月2日、30日の2日間、香美キャンパスにおいて、夜間における本学の災害対応を考える「災害図上訓練」を実施しました。

「災害図上訓練」は、大きな災害が発生した状況を想定し、危険や問題が予測される地帯・事態を地図上に書き込んでいく訓練で、リスクに関する認識や対応策を関係者同士で話し合い、共有することを目的としています。

綜合警備保障株式会社東京本社の方を講師にむかえ本学が開催した今回の訓練には、職員など55名が参加しました。


訓練冒頭に講師の方から「自然災害の多い日本において、今や、いつ・どこで・どのような災害に見舞われてもおかしくない。特に、30年以内に70%以上の確立で発生すると言われる"南海トラフ巨大地震"では、高知県含め広域に被害が及ぶと想定されており、「自分の命は自分で守る」といった自衛消防組織の役割の重要性が顕著に現れる」といった講話をいただき、参加者らは日頃の訓練の重要性を再認識していました。

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参加者は6~8名のグループに分かれ、「夏の平日深夜に震度6強の地震が香美市で発生。グループのメンバーしか香美キャンパスに集まれなかった場合」を想定し、夜間など人員が不足している状況で災害が起きた場合の自衛消防活動の意思決定をトレーニングしました。

学生寮やキャンパス内に残る学生の安否確認方法、危険薬物等の対応、被害状況把握のための人員配置、対策本部の設置場所、建物内進入可否の判断方法、正確な情報の取得方法など、噴出する様々な危惧をシート上に書き込み、優先順位や対応策について、本番さながらの真剣な様子で話し合っていました。

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訓練を終えた参加者からは「今回の訓練のように、あえて難しい状況下でのシミュレーションを試みたことで、普段は想定していなかった問題点や重要点が見つかった。避難訓練も慣例にとらわれず、一人ひとりがよく考えて改善案を出していくことが大切だと感じた」との意見などが聞かれました。

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本学は、非常時に対応するための訓練を年間を通して様々実施しており、学生・教職員全員の防災意識をさらに高めたいと考えています。

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