2018.8.29国際交流 / 学群・大学院 / 研究

国際学会で学生2名がポスター賞を受賞しました

国際学会「ISHA2018 6th International Solvothermal and Hydrothermal Association Conference」が8月8日~12日に東北大学で開催され、本学の有機-無機ハイブリッド材料化学研究室(小廣 和哉 教授)所属の学生2名がポスター賞を受賞しました。

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本学会は、水熱反応やソルボサーマル反応の基礎研究、ナノ構造物質創出応用、製品製造応用等について、世界各国の科学者・技術者が研究成果発表、情報交換、人材交流することを目的に、2006年から開催されているものです。

基調講演や招待講演などが大規模に行われる中で、50件がエントリーした口頭ポスター発表部門から3件が受賞発表に選ばれ、そのうち2件が本学学生の発表という快挙を成し遂げました。

受賞学生および題目

隈部 佳孝 さん (大学院博士後期課程 基盤工学コース 1年)

題目:Synthesis of Nb₂O₅ Nanoparticles with Different Morphology and Crystal Structure (異なる形態と結晶構造を有するNb₂O₅ナノ粒子の合成)

〈概要〉
機能物質の1つであり高比表面積を有するNb₂O₅ナノ粒子球状多孔体を得るための、極めて単純な一段階ソルボサーマル合成法を開発した。反応温度を上げることにより六方晶針状結晶へと変化する過程を詳細に検討した。

〈コメント〉
この度は、国際学会においてポスター賞を受賞することができ、大変うれしく光栄に思います。今回の受賞は、小廣教授をはじめとする多くの方々の協力と支えのおかげと感謝しています。今後も研鑽を重ね、さらなる成果を挙げるように努力したいと思います。

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Nguyen Thi Thu Hien さん (大学院博士後期課程 基盤工学コース 3年)

題目:A Simple Solvothermal Preparation of Silica-Ceria Nanocomposite (シリカーセリアナノ粒子複合体の簡便ソルボサーマル合成)

〈概要〉
これまで合成困難とされてきたシリカーセリアナノ粒子複合体の単純単工程合成法を開発した。得られたナノ粒子複合体は、850℃で3時間加熱してもその比表面積がほとんど低下しないという驚異的な耐熱性を有することを見出した。

〈コメント〉
この度は、国際会議ISHA2018において、このようなポスター賞を受賞でき、大変光栄に思います。これまで研究を遂行するにあたり、ご指導いただきました小廣教授および大谷講師に感謝しています。今回の受賞を励みに、今後もより一層の研究活動に邁進したいと思います。

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今回受賞したポスターは、本学香美キャンパス教育研究棟B棟1階の廊下に現在公開しています。
ご興味のある方は是非ご覧ください。

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