2018.10.11地域・一般 / 地域貢献

第25回 地域連携カフェを開催しました

10月3日、本学永国寺キャンパスの地域連携棟において「第25回 地域連携カフェ」を開催しました。

「地域連携カフェ」は、本学地域連携機構が主催する取り組みで、県や地方自治体等の公共政策に関わっている方や、地域活性化に活躍されている学内外の方を話題提供者としてお招きし、気軽に意見交換ができる場として、平成23年度より開催しています。

今回は、「4000人のマイパブリック~たとえば高知県土佐町でつむがれるもの~」と題し、瀬戸 昌宣 様(NPO法人SOMA 代表理事)にご登壇いただきました。

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『マイパブリック=自家製の公共』と定義する瀬戸氏は、できるだけ多くの人々に開かれた場をつくりたいとの考えに基づき、高知県土佐町(人口約4000人)に、年配の方々のパソコン勉強の場や子ども達の宿題スペース、英語教室、ダンス教室など、住民が思い思いに利用できる多目的施設「町の学舎 あこ」を開設しています。
そこでは、地域資源と最先端技術を最大限に活かした学びの場を作り上げ、地域のための創造的な問い・革新的な学びを提供する試みが実践されており、開設に至った際の思い等について講演を行いました。

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「"わたしの考えと思い、あなたの考えと思い、その際が滲んだ時に連携は自ずと生まれる" すなわち、必要な部分は他力に依存しつつも各々が自立を目指し、個々が主体的にパブリックを形成しながらお互いに交ざり合う中で、「個と地域」「地域と地域」など、共存共栄できる真の連携が生まれる可能性がある。そのきっかけとなる場の提供も必要ではないか」と、参加者に語りかけました。

また、連携に正解は無く、既成概念にとらわれずに考え続ける必要があると締めくくりました。
参加者からは、講演内容のほか、移住状況についても質問があり、活発な意見交換が行われました。

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