2018.12.12地域・一般 / 学生生活 / 研究 / 研究者・企業

第3回 構造ナノ化学研究会を開催しました

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12月8日、高知工科大学 永国寺キャンパスにおいて、高知工科大学 総合研究所 構造ナノ化学研究室の主催による構造ナノ化学研究会を開催しました。

構造ナノ化学研究室は、2016年度の研究室立ち上げから、高度な知見や専門性に基づく社会貢献を行うことを一つの目標として掲げており、その一環として開催した今回の研究会では、本学や他大学の教職員や学生の他に、地域企業の研究者など、様々な分野から約40名が参加し、講演やポスター交流のなかで活発な交流が行われました。

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講演では、まず、ナノ触媒の第一人者である本学藤田 武志教授(環境理工学群 材料組織制御学研究室)から、「ナノポーラス金属とメタン触媒への展開」と題して、メタンや二酸化炭素などの安価で豊富な炭素資源を有用な炭素資源に転換するために、スポンジ状にナノサイズの多孔が空いたナノポーラス金属に着目した革新的な高機能触媒材料の研究開発等についての発表が行われました。

続いて横浜国立大学先端科学高等研究院の石原 彰光 教授からエネルギー問題を絡めて水素の活用等について「先進型固体分子形燃料電池開発のための脱貴金属・脱炭素酸化物酸素還元触媒の挑戦」と題して、また日本学術会議の会員でもある東北大学AIMR材料科学高等研究所の阿尻 雅文 教授からは「超臨界反応場と新材料創製」と題する講演が行われました。

会場では、本学学生によるポスターセッションも同時に開催され、学生と研究者の間で活発な意見が交わされました。

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